シトロエン初のハイブリッド「C5 エアクロス SUV PHEV」は、魔法の絨毯を超えた“ランプの精”か!?
独自技術によるフワフワで快適な乗り心地から“魔法の絨毯”のようと称されるシトロエンの車。 先日発表された「C5 エアクロス SUV PHEV」は、空を飛ぶ魔法の絨毯から、願いを叶える“ランプの精”に進化したかもしれない。 C5 エアクロス SUV PHEV。全長4500×全幅1850×全高1710mm、車両重量1860kg、1.6L直列4気筒ターボ(180ps/300Nm、モーター110ps/320Nm)、車両本体価格550万円〜。シトロンの国内初となるPHEVは、乗り心地だけでなく、燃費、走り、積載性、先進機能など、我々の要望を魔法のように叶えてくれる一台なのだ。
万人向けのシトロエン
シトロエンといえば、“ツウな車”“独自路線”“クセが強い”という印象を持つ人も多いだろう。 しかし、 シトロエンの次世代電動車の国内での皮切り(欧州では既に電動車を発売している)となるC5 エアクロス SUV PHEVは、万人に愛されるシトロエンと断言できる。 パワートレインは、180psの1.6Lターボガソリンエンジンをベースに110psの電動モーターを搭載し、トータルで225ps/360Nmを発揮する。 このハイブリッドシステムと、シフトショックの少なさと効率性において定評のあるトランスミッション「EAT-8」とが相まって、加減速は極めてスムーズかつパワフル。街中でも高速道路でも気持ち良く走れるだろう。 また、容量13.2kWhのリチウムイオンバッテリーの搭載により増大したリア荷重に対応するため、リアサスペンションを高機能なマルチリンク式にアップグレード。軽快なハンドリングと快適な乗り心地を実現した。“魔法の絨毯”の異名はPHEVになっても健在である。 ドライブモードはコンソールのスイッチによってエレクトリックモード、ハイブリッドモード、スポーツモードの3つから選択できる。 エレクトリックモードは文字どおり電力のみで走行するので、EVならでは静かでスムーズな走行を楽しめる。ゼロエミッションであることも現代人の要望にかなう点だろう。 またハイブリッドモードはエンジンとモーターが運転状況によりスムーズに切り替わり、スポーツモードはエンジン主体で駆動、ギアシフトタイミングやアクセルレスポンスなどをスポーツ走行向けに総合制御する。 走り方、遊び方……、さまざまなシーンに合わせてエコドライブもスポーツドライブもスイッチひとつで叶えてくれるのは、このC5 エアクロス SUV プラグインハイブリッド の大きな魅力だ。 インテリアも、クッション性&ホールド性に優れ、身体をソフトに優しく包み込んでくれるようなナッパレザーシートが、街乗りからロングドライブまで極上の乗り心地を約束。 リアシートが独立した3座になっているのも、後席に乗る人の快適性もしっかりと気遣うシトロエンのこだわりなのだ。