自然の恵みから作られた商品をラインナップするコスメキッチンでは、「人も地球もキレイに」と、創業当時から環境保全活動を展開してきた。
2019年2月にはいち早くショップ袋を有料化し、ショップスタッフが着用するユニフォームも海洋プラスチックゴミの100%リサイクル生地を採用。
そして2020年4月からは、さらに消費者とコスメキッチンが一体となって取り組める「リサイクルキッチン」プロジェクトがスタートした。
「リサイクルキッチン」は、使い終わったあとの空のプラスチックやガラス、アルミなどの容器を店頭で回収し、プラスチック資源として新たなアイテムを作るもの。販売→購入→使用→リサイクルの流れを、企業と消費者とで一緒に作り出せるプログラムなのだ。
もともとサステイナブルな視点で買い物をする人が多かったコスメキッチンのファンにとっては、こうして積極的にリサイクルエコノミーに参加できるという点はうれしい限り。
実際、店頭に空容器を持ってくる人からは、「今までゴミとして捨ててしまうことを心苦しく感じていた。身近な店がリサイクルを行ってくれることで、サステイナブルな取り組みに参加しやすくなって良かった」といった声が上がっているという。
このたび、これらの回収容器に加えて冒頭に紹介したユニフォームも古くなったものをリサイクルし、オリジナルエコバッグの素材(一部)への採用が実現! しかしコスメキッチンの目標はもっと先、「すべてのものを環境負荷の少ない素材に置き換える」ということ。
オリジナルブランドのスキンケアパッケージに再生プラスチックやリサイクル可能なガラスを採用したり、ギフトボックスにはカカオミックスペーパーや植物由来インクを使用するなど、とことんこだわる。また、それらを使い終わったら日常の中で花瓶や収納ボックスとして新たに活用してもらうよう、消費者への提案も行っている。
「『リサイクルキッチン』のような大きな取り組みだけでなく、店頭の販促物なども環境に配慮したものにどんどん切り替えていく予定です。
コスメキッチンでお買い物いただくことで自然と環境保全活動に参加していた、ということが実現できるといいなと考えています」(コスメキッチン販促担当)。
渡辺修身=写真 来田拓也=スタイリング 川瀬佐千子、増山直樹、岸良ゆか=編集・文