「オシアナス」というジャパンウォッチをご存知だろうか。
カシオの時計ブランドで、英語の綴りは“OCEANUS”。我らOCEANS(オーシャンズ)と近い名前に親近感を抱いてしまうが、やはり海との親和性が高く、波をモチーフとしたブランドロゴを持つ。
そんなオシアナスに、このたび特別な新作が仲間入り。それはあらゆる角度からレアで粋な1本だ。
時計好きの心に刺さる、3つの魅力を紐解いていこう。
腕時計の詳細はこちら 稀少性① 伝統技術が生んだ、この世にふたつとない時計
時計のダイヤルとチタンベゼルに広がる見事なまでのグラデーション。日本を代表する伝統工芸のひとつ、蒔絵が施されているのだ。
実はこれ、京都の著名な蒔絵師である下出祐太郎氏の手仕事によるもの。彼自ら山形のオシアナスの工場まで出向いて丁寧に仕上げた、繊細な蒔絵が時計を彩っている。
漆で紋様を描く“塗り”という工程のあと、プラチナ粉を蒔きつける“粉入れ”し、美しい蒔絵を完成させていく。「悠久のささやき」と名付けられた紋様は、光を受けた水の煌めきを7万粒のプラチナ粉で表現。
手作業で仕上げているので、その紋様は一つひとつ微妙に異なる。まったく同じ時計はこの世に存在しないという点でも、稀少といえるだろう。
オシアナスは、これまでも「江戸切子」や「阿波藍」を着想源にしたモデルを発表し、日本の伝統工芸との結びつきを強めてきた。
今回の蒔絵モデルは、3シリーズ目。美しいルックスはもちろんのこと、唯一無二のアート的価値にも時計好きの所有欲がくすぐられるに違いない。
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