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2021.06.18

ライフ

パワハラを恐れて、適切な指導をしない上司は20代から嫌われる


「20代から好かれる上司・嫌われる上司」とは……

何でもハラスメントの時代

セクハラ、パワハラ、モラハラなどにはじまり、今では「就職活動終われハラスメント」(オワハラ)、お酒を強要することを「アルコールハラスメント」(アルハラ)、高齢であることで意地悪をする「エイジハラスメント」などなど、何でもかんでもハラスメントと言われるようになりました。
そもそもハラスメントとは相手に対して行われる何らかの嫌がらせのこと。行うほうの意図とは関係なく、相手がどう思うかによって該当するかどうかが決まるとされています。
なので、知らないうちに自分がハラスメントを犯しているかもしれない……という厄介なものです。
 

「上司」たち全員に関係のあるのがパワハラ

なかでも部下を持つ上司たちに最も関係のあるものはパワハラです。
2020年6月1日より「パワハラ防止法」(正式名称「改正労働施策総合推進法」)が施行されました。そもそもパワハラ(パワーハラスメント)の定義とは? 厚生労働省によると下記のとおりです。
「職場において行われる①優越的な関係を背景とした言動であって、②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、③労働者の就業環境が害されるもの」です。
具体例として「精神的な攻撃」「身体的な攻撃」「過大な要求」「過小な要求」「人間関係からの切り離し」「個の侵害」などが挙げられています。
ただ「客観的にみて、業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導については、職場におけるパワーハラスメントには該当しない」ともあり、その判定は難しいところです。


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