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■三菱 トライトン


三菱がタイで製造するトライトンは2006年から日本でも販売されたモデル。ちょうどハイラックスが日本で販売されていなかった時期なので、当時は日本で唯一手に入るピックアップトラックだった。
丸みを帯びたスタイルが特徴的だったが、残念ながら日本での販売は振るわず、2011年に販売が終了している。
現在販売されているトライトンは2代目で、2014年にデビュー。2018年のマイナーチェンジで三菱のデザインアイデンティティであるダイナミックシールドを大胆に盛り込んだスタイルになっている。

世界で販売されるほかのどんなピックアップトラックにもないこのスタイルは、最新のデリカD:5やエクリプスクロスが好きな人にはどハマりするのは間違いない。

走行性能も、4WDは三菱伝統のスーパーセレクト4WDに新たなドライブモードを追加した最新のシステムを搭載。トランスミッションは5ATから6ATに変更されているので、オンロード/オフロードともに快適に走れる。
 

■いすゞ D-MAX


日本市場ではトラックやバスの専業メーカーになるいすゞだが、海外ではSUVやピックアップトラックも販売している。
鋭い目つきと大きなグリルで周囲を圧倒するこれらのモデルは、もし日本に導入されたらヒットモデルとなるに違いない。そう感じずにはいられないほど海外で評判がいいのだ。
タイで生産しているピックアップトラックのD-MAXは2019年7月にフルモデルチェンジ。サイズはハイラックスとほぼ同じミドルクラスになる。
デビュー時は6MTのみだったトランスミッションは2020年8月に6速ATを追加。さらに2020年9月にはこれまでとは異なる解釈でデザインを見直したなXシリーズが追加されている。
Xシリーズのスピード
Xシリーズのハイランダー
Xシリーズにはスポーティなエクステリアにまとめられた「スピード」と、上品で高級感あるデザインの「ハイランダー」の2タイプが用意される。
ピックアップトラック好きの間では話題になっており、D-MAXを並行輸入しているショップも存在するので、いすゞファンはぜひともチェックしてみてほしい。
 
高橋 満=文


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