「ベドウィン & ザ ハートブレイカーズ」
レトロなリンガーTが、そろそろまたアリな気分。オールドスクールの現代化に長けたベドウィンがやるのだから間違いない。ボディはゴートのもので、大きめで着てもサマになるボックスシルエットが今っぽい。
「ワコマリア」
ワコマリアの根底にはいつだってレベルミュージックがある。このTシャツにのせたのは、ガレージロックの名盤を手掛けた今はなきレーベルのロゴをオマージュしたもの。これに反応する人は、絶対レコ店の常連のハズ。
「リビルド バイ ニードルズ」
何枚もの古着を使い、一枚に再構築した技巧派Tシャツ。それゆえ同じものはふたつとないというのがグッとくる。ニードルズが2010年より続けているレーベルで、ヴィンテージに精通したこのブランドだからこそ説得力も格別だ。
「ソニック ユース」×「ヒステリックグラマー」
グランジ世代にドンピシャ、説明不要のこのバンド。ヒスだからできる王道ネタと早合点しそうだが、実はオフィシャルコラボなのにフォーカスしたのは1987年発売の非公式ライブアルバム。目の付けどころがニクいなぁ。
「デラックス」
ソフトな肉厚ボディにのせたグラフィックは、’90sレイブシーンのフライヤーがイメージソースとなっている。製品加工でさながら当時のデッドストックのように仕上げているけれど、身幅広めのこのバランスは、やっぱり昔じゃありえない。
清水健吾=写真 来田拓也、星 光彦、野上翔太=スタイリング 増山直樹、今野 壘=文