1964年の創業より設備投資と素材開発に取り組み続け、現在では国内外の名だたるブランドにニット生地を供給している和歌山のメーカーがカネマサ莫大小だ。
そのオリジナルブランドがカネマサ。極上のハイゲージTに、長年培ってきた技術を余すところなく注いでいる。
「独自のスーパーハイゲージ組織の生地密度は従来のTシャツの約2倍。上質なヌメリ感と光沢があり、程良い膨らみを持つ新感覚の生地です」(企画営業・佐野新季さん)
素材の綿糸はサステイナブルにもこだわって自社開発した「スピンリサイクルオーガニック」。コットンでありながらその肌触りはシルクのように繊細で上質だ。
もちろんTシャツらしいタフネスも備える。伸びにくい襟を採用し、強度の高い縫製で仕上げている点が頼もしい。
「パターンをオーバーサイズに取ることでこだわりの生地を贅沢に使用した一枚です。一度袖を通して、生地の光沢や質感を楽しんでほしいですね」(佐野さん)
清水健吾=写真(取材) Taichi=写真(静物) 来田拓也、星 光彦、野上翔太=スタイリング 加瀬友重、早渕智之、大木武康=文