特集
OCEANS Fashion X Talk
──前編では高橋さんが裏原の話をされていましたけど、それこそインスタグラムで当時のTシャツが話題になっているのは面白い現象です。
高橋 なぜ藤原ヒロシさんがますます注目されているかというと、やっぱりきっかけはヴァージル・アブローなんですよね。
その文脈で言うと去年パレス・スケートボードともコラボしてましたけど、これ。アナーキック・アジャストメント。このブランドを初めて日本に紹介したのも藤原ヒロシさんらしくて。
山口 そう言えばアナーキックってどういう出自なんですか?
高橋 ’80年代半ばにロンドンのカルチャー誌の編集長が立ち上げたんだよ。日本だと吉祥寺のサーティースリーでちょこっと扱ってたなぁ。
──アナーキック以外にもお持ちいただいた私物について、いくつかご紹介いただけますか?
高橋 僕は一点モノっていう意味で、これは自分で持ってて手が震えるんですけど、昔、山口くんのところで買ったパウエル・ペラルタのもの。
山口 トミー・ゲレロのですね。
高橋 うん。なぜこれが特別かって、何と本人にサインもらったんですよ。2019年にシークレットライブで来日したときに持って行って。
山口 本人ってコレ見てどんな反応するんですか?
高橋 懐かしいって言ってた。「よく持ってるな、お前」って(笑)。
山口 あはは(笑)。僕はこのRUN DMCとかかなぁ。
高橋 これ、タグ付いてんじゃん!
山口 そうです。アディダスの。これってなぜか小さいのばっかりしか出てこないんですよね。やっぱり’80年代後半の人たちのサイジングだからですかね。あとはシャーデーとか。
高橋 ヤバい。これもデッド?
山口 デッドですね。ブートですが。
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