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2021.06.05

時計

控えめな実力者「グランドセイコー」が今月ドロップする2本の限定モデル

1960年、上級国家公務員の初任給が1万2000円だった時代、発売価格2万5000円という破格の高級時計として誕生したグランドセイコー。
記念すべきグランドセイコーのファーストモデル「J14070」。
控えめな印象を持つことから誤解されがちだが、グランドセイコーには変化を恐れず果敢な挑戦を続けてきた歴史がある。とりわけ近年、バリエーションを拡充しつつあるスポーツウォッチはそのどれもが革新性に満ちている。
セイコー創業140周年記念限定の2本は、その象徴だ。
 

無敵の精度を確約するクオーツ式GMT

初めに紹介するのは、先日発表されたばかりのクオーツ式GMTウォッチだ。
展開される3本のうち、夜明けに輝く太陽の光をダイヤルに表現した限定モデル「SBGN023」はひと際強い存在感を放っている。
2021年6月10日発売予定。世界2021本限定。「クオーツGMT SBGN023」SSケース、40mm径、クオーツ。60万5000円/グランドセイコー(セイコーウオッチ 0120-061-012)
端正な顔立ちとは裏腹に、このスポーツウォッチには驚くほどのパワフルな機能が秘められている。
真っ先に挙がるのは、GMT機能を有するクオーツ式ムーブメントCal.9F86の存在だろう。
2018年にデビューしたクオーツ式ムーブメントCal.9F86。
時差のある地域の時刻に合わせる場合、時計を止めずに時針のみを操作できるため、年差±10秒の精度を損なうことなく調整できる。
視認性を追求したダイヤルデザインとのマッチングは完璧である。
街でも映えるデザインも、こだわりのポイントだ。
スポーツモデルを名乗るうえで欠かせないタフさも申し分ない。
耐摩耗性に優れ、擦り傷がつきにくいブラックセラミックスベゼル、20気圧防水や1万6000A/mの強化耐磁性能などを備えたスペックはまさに盤石の強さを誇る。


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