洗浄＆撥水が一度にできる専用洗剤を使うと便利

ちなみに、シェルには必ず専用の洗剤を使う。通常の洗剤は、柔軟剤や芳香剤を含んでおり、洗濯後にそれが繊維に残ると機能性を妨げてしまうからだ。
洗浄剤と撥水剤を別々に使ってもいいが、一度で済ませられる2 in 1タイプを使うと手間が減って便利なのでおすすめ。

洗濯機が使えるウェアも多いが、今回はより生地に優しい手洗いの方法を紹介する。
写真ではタライを使っているが、海帰りにウェットスーツを入れている大きなバケツや風呂の浴槽で洗ってもいい。

たっぷり水を用意したら、ウェアを入れる前に洗剤をよく溶かしておく。こうすることで洗剤の溶け残りを防ぎ、撥水剤が満遍なくウェアに行き渡る。

ウェアを入れたら、擦ったり、グルグルかき回したりはせず、水を吸わせるイメージで押し洗いする。
ウェア全体が水に浸かるよう、空気を抜くイメージで押す。あとは、しばらく放置。洗剤が浸透し、皮脂などの汚れが溶け出してくるのを待つ。

襟足や袖口など、汚れが強い部分は漬け置きだけでは汚れが落ちないこともある。
その場合は、歯ブラシなどを使って、ピンポイントで洗う。この時も擦り過ぎて生地を傷めないように気をつけよう。

続いてはすすぎ。
水を変えながら、入念にすすぐのがキモだ。前述の通り、生地に洗剤の成分が残ってしまうと、機能性を妨げてしまう。
目安は「水が濁らなくなる」まで。