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2021.05.28

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男性的な人ほど「薬指」が長くなる? 40代を襲う「急な体調不良」克服する5つのワザ

当記事は「東洋経済ONLINE」の提供記事です。元記事はこちら
40代を襲う「急な体調不良」、どう対処すれば?(写真:マハロ/PIXTA)
急に疲れやすくなった、イライラしやすくなった、仕事に集中できなくなった……など、40代になると今までに経験したことのない不調に襲われることがあります。そうした「急な体調不良」を克服するためには、どうすればいいのか? スポーツトレーナーの弘田雄士氏による新書『最速で体が変わる 「尻」筋トレ』より一部抜粋・再構成してお届けします。

そもそも40代はなぜ「疲れやすい」のか?

代表的な男性ホルモンの一つである「テストステロン」は筋肉の量と強度を保つのに必要であり、造血作用を持ち、男性の性行動や性機能に重要な役割を有します。
20代からゆるやかに減り始め、40代で急激に分泌が減少することがわかっていますが、低下することで明らかに性機能が落ちます。
そのほかにも、「疲れやすく、疲労も抜けづらい」「精神的な落ち込み、うつ症状、イライラ感」「集中力、意欲の低下」などの症状が出てきます。テストステロンには抗肥満作用もあるため、低下にともなって太りやすくなり、高血圧や高脂血症、ひいては糖尿病のリスクまで上がることがわかっています。
テストステロン値が高いと男らしさが強く、攻撃的であると思われがち。しかし、男らしさより社会的ホルモンと言われており、テストステロン値が高いほうが人との交渉能力や決断力が高いという研究データも存在します。
つまり、テストステロン値が高まると精神的にも影響を与え、リーダーシップが高まり、決断力を後押ししてくれるんですね。
興味深いエピソードがあります。アメリカでの実験ですが、女性に74名の男性の写真を見せて好みの男性を選別してもらいました。その結果を見ると、選ばれた男性は免疫力が高く、テストステロン値が高い人ばかりだったというのです。
生き生きとした姿を見せ、覚悟を持って的確な意思決定ができる。同性、異性を問わずこんな人物であれば、間違いなくあなたは「モテる人材」であり続けるでしょう。
テストステロンの働きを維持し続けることは、プライベート・ビジネスシーンにかかわらず、求められるキーパーソンであるためにとても重要な要素なのです。
40歳以降で身体的、心理的、性的な不調が男性性腺機能の低下によってもたらされる症状を、通称で男性更年期症候群、正式には「加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)」と言います。
LOH症候群は、うつ、性機能の低下、認知機能の低下、骨粗鬆症、内臓脂肪の増加、インスリン抵抗性の悪化(血糖値の上昇)、善玉コレステロール(HDL)の低下、中性脂肪と悪玉コレステロール(LDL)の上昇につながり、メタボリック症候群のリスクファクターになります。さらには心血管疾患、糖尿病、呼吸器疾患のリスクを高めます。


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