2020年秋、WHRは伊勢丹新宿店のショーウインドーを飾った。友人であるトム・サックスの誘いを受け、彼が伊勢丹で開催した“小売り体験”をデザインした展覧会に参加。両者の実験的なアプローチが手を結び、実現したエキシビションだった。「ブランドのコンセプトは“Ocean(海)”という非常に大きなくくり。水に関わるあらゆるもの、生物、景色、道具などをソースに、モノづくりを行う。
海を愛するコミュニティこそがWHRの財産。アイテムはときに環境への配慮をはらんだニュアンスを持つ。でも決して明確なメッセージで誰かに何かを促すわけではなく、あくまでもシンプルに人々と情報を共有するツールとして働くように仕掛けている」。
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