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そんな看板娘について、商品開発担当の横山祥太郎さん(24歳)は「いつも楽しそうに笑ってるけど、じつはアツい一面もある」と評する。
「たしかに、迷ったときに楽なほうを選ばない。大学の授業でリーダーを決めるときに、やらないほうが楽だけどちょっと勇気を振り絞ってやってみようかな、とか」。
なお、先ほど萌々子さんの口から出たSDGsとは「持続可能な開発目標」を指す。そういう意味では、この店の取り組みは徹底している。スタッフTシャツは再生コットン製、エプロンはオリーブや玉ねぎの端材で染められたものだ。
植物由来の原材料を使用したコップは埋めても土に還る。
店の入り口には契約農家が作った野菜の販売コーナー。じゃがいもは北海道、玉ねぎは淡路島、レモンは広島から直送される。
いずれも店で出している商品と同じ食材。
横山さんが言う。
「緊急事態宣言が明けたらコーラを使ったカクテルや自家製レモネードで作ったレモンサワーなども出そうと思っています」。
試作品は完成済み。
というわけで、体と地球に優しいお店を堪能した。萌々子さん、最後に読者へのメッセージをお願いします。
次回はボリュームたっぷりの「チリバーガー」をいただきますね。
 
【取材協力】
コーラとハンバーガー
住所:東京都目黒区原町1-7-8
電話:03-6303-3570
公式サイトはこちら

「看板娘という名の愉悦」Vol.152
好きな酒を置いている。食事がことごとく美味しい。雰囲気が良くて落ち着く。行きつけの飲み屋を決める理由はさまざま。しかし、なかには店で働く「看板娘」目当てに通い詰めるパターンもある。もともと、当連載は酒を通して人を探求するドキュメンタリー。店主のセンスも色濃く反映される「看板娘」は、探求対象としてピッタリかもしれない。
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石原たきび=取材・文


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