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2021.06.12

ファッション

吉田栄作がシロティと作った“理想の白Tシャツ”制作秘話、出会いは2年前……

東京・千駄ヶ谷に店を構える白Tシャツ専門店「#FFFFFFT(シロティ)」。
オーナーの夏目拓也さんは、この店舗をスタートするにあたり、目標を立てた。それが無類の白Tシャツ好きである吉田栄作さんと出会うことだった。
 

「男らしくあり、大人の品もある。そんな理想の白Tが作りたかった」

白Tが好きすぎる吉田栄作さんが「#FFFFFFT」と作った“理想の白Tシャツ”制作秘話
[左]俳優、歌手
吉田栄作さん Age 52
1969年、神奈川県生まれ。’88年、映画『ガラスの中の少女』でスクリーンデビュー。2021年6月には東京・名古屋・大阪の3都市にて、延期されていた歌手活動30周年記念のコンサートツアー「We Only Live Once」を開催予定。また、今年6月に配信予定のNetflixオリジナルシリーズ最新作『全裸監督 2』にも出演する。
[右]#FFFFFFT 代表/白Tハンター
夏目拓也さん Age 38
1982年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学を卒業後、広告代理店勤務を経て2016年に世界初の白無地Tシャツ専門店「#FFFFFFT(シロティ)」を創業し、代表/白Tハンターを務める。4月30日より新宿・歌舞伎町にて、黒Tシャツ専門店「#000T KABUKICHO(クロティ カブキチョウ)」を協業オープンした。
夏目 店には常時約60種、オープン以降5年で300種以上の白Tシャツを扱ってきました。そんな店を始めたからには、いつか絶対に吉田さんとお会いしなければと思っていたんですよ。
1990年代に、ドラマだろうが歌番組だろうが、常に“白Tシャツ+デニム”という出で立ちで活躍した、まさに“白Tシャツのレジェンド”。ただ当時は多くのタレントや俳優が、同様のスタイルを好んでいた。
しかし我々にとっては“白Tシャツ=吉田栄作”が絶対なんです。若い世代にも“栄作コーデ”という言葉が浸透するほど、強烈な印象があります。
吉田 別にそういうイメージ戦略を図ったわけではないんですよ(笑)。自分の“好き”に対してとことんこだわった結果、そういう印象を皆さんに持っていただけるようになったんだと思います。
兄の影響を受け、アメリカの映画や音楽にハマったことがきっかけかな。ジェームズ ・ディーンやブルース・スプリングスティーンなどへの憧れから、白Tシャツにデニムというスタイルが好きになったんです。
#FFFFFFT(シロティ)。
夏目 栄作さんの白Tシャツのイメージは、やっぱり’90年のNHK紅白歌合戦の影響が強いと思いますよ。白Tシャツ+デニムで「心の旅」を歌う姿。当時子供ながら、衝撃を受けたのを覚えています。
吉田 ここぞとばかりに着飾るべき番組を、好きな格好で出演してみようとあえての引き算で挑んだんですよ。反対もありましたけど、「それなら出ないぞ」と(笑)。
夏目 出会いは2年前。とあるウェブ媒体での取材でしたね。
吉田 お話を聞いたとき、何て勝負師なんだと。白Tシャツだけに絞るなんて、勇気がいることだし、正直ギャンブルでしょ(笑)。それでも成功されているというので、シンプルにすごいなと。
それと同時に、僕が好きな白Tシャツは、それだけ普遍的で人気があるアイテムなんだと改めて認識し、驚きとうれしさを覚えました。
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[Point1 ネック]ルーズな印象が出ないよう、やや詰まったクルーネックを採用。リブ幅を2cmとし、ロールアップスリーブと揃えている。1万1000円/シロティ×吉田栄作(シロティ 03-6804-5746)
──この出会いをきっかけに誕生したのが、ここで着ている白Tシャツだ。数多の白Tシャツを手に取り、互いに議論を重ねた結果、選ばれたのは、「フーズメイキング」の一枚。それをベースに“吉田栄作らしさ”を感じる意匠を随所に詰め込んだ。
吉田 基準はひとつ。“格好いいかどうか”。’90年代当時の着こなし方のようなワイルドで男らしい見た目になる仕掛けを盛り込んだり、生地の風合いは逆にエレガントで上品なものを選んだり。とにかくいろんな話をしましたね。
[Point2 オリジナルイラスト]ケアラベルとタグシールには、コラボレーションを示すブランドロゴに加え、吉田さんを描いたイラスト入り。所有欲をくすぐる凝ったディテールだ。
夏目 最近のTシャツのトレンドは、とにかくビッグシルエット。それに対するアンチテーゼではないけれど、新定番となるクラシックなものを目指しました。
だから身幅はやや広めでも、肩はジャストフィット。生地はしっかり目が詰まって重厚感がありながら、しっとりしなやか。首回りは栄作さんのイメージに合わせて、リブ仕立てに。
また、栄作さんの当時のエピソードから着想を得て、袖をネックと同幅のロールアップスリーブにしてアクセントを。結果、汎用性が高く着こなし方も自由自在なのに新鮮に映る「吉田栄作モデル」と呼ぶに相応しい白Tシャツが完成しました。
[Point3 ロールアップスリーブ]袖は最初からロールアップ仕様。好みでさらにひと捲りしてもキマる。当時の粋な着こなしとして吉田さんが教えてくれたのが、捲った袖にソフトパックのタバコを挿す手法。自身も実践していたとか。
吉田 当時は同じ白Tシャツでも、TPOに合わせて着分けていたんですよ。着込んだことによる表情や生地の風合いの違いによって、ドラマ用、ライブ用、普段着用といった具合に。
今回の一枚は、高級レストランにだって着て行けるような、大人の佇まいがある。納得の出来栄えです。
Tシャツ1万1000円/シロティ×吉田栄作(シロティ 03-6804-5746)、デニム2万4200円/リーバイス オーソライズド ビンテージ、デニムジャケット9900円/リーバイス(ともにリーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501)
──確かに、このコラボTシャツを着こなす吉田さんの姿を見れば一目瞭然。流行からは遠いが、ルーズさがなく、品格さえ感じる。
吉田 僕自身にいちばん似合うように作ってもらったからね。このTシャツが似合う体型をいつまでもキープしておかないと(笑)。
#FFFFFFT(シロティ)
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷2-3-5 1F
電話番号:03-6804-5746
営業:12:00〜19:00(土曜)、12:00〜18:00(日曜) 不定休
www.fffffft.com
instagram@fffffft_sendagaya
田中丸善治=写真 菊池陽之介=スタイリング TOSHI(Le’vie)=ヘアメイク 大木武康=文


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