用法・用量を守って、心と体にいいランニングを!
もともと体を動かすことは大好きで、最近の趣味は休日のトレッキングという佐別当さん。
学生時代からゼーハーするのではない、リラックスしたペースのランニングを実践しており、社会人になってからも手軽に始められるフィットネスとしてランニングを習慣化させていた。
「本格的に走りはじめたのは20代の頃で、会社の仲間と10kmやハーフマラソンのロードレースに出たりもしていました。
最初はチャレンジすることが面白かったんですよね。ハーフマラソンのタイムは2時間くらい。もっとも、今から10年以上も前のことですけれど」。
走っている間は余計なことを考えないという。反復動作による心地良いスピードに乗って風を感じ、緑を目にするリラックスした時間が過ぎていく。
「それに慣れてくると、リラックスしたニュートラルな状態で物事を考えられるようになります。
仕事モードになっていない状態といいますか。それがほかに代え難いランニングの魅力で、プライベートなことに思いを巡らせたり、アイデアを生み出す時間になる。
昔から自分にとってランニングとはそういうもので、学生時代から好きだったんです」。
ここ1、2年は、5kmくらいのランニングが自分にとって“ちょうどいい”と気がついた。
「1~2時間も運動するなら、走るのではなく自転車がいいですね。
着地衝撃がないぶん、体への負担も少ないですから。最近はちょっとした移動に、折り畳み式自転車を活用しています」。
今はレースへ参加することもなく、パフォーマンスアップのためでもなく、ただシンプルに、自分のために走っている。
「ビジネスにおけるスタンスも一緒なのですが、勝ち負けには興味がないんです。競争心だけでなく、向上心もあまり持ちあわせていないと思います(笑)。だからランニングにもそこは求めていません。
スピードや距離を求めたり、自分を追い込んだりすることには興味が持てません。どちらかというと、自分らしい時間や人との会話、交流のための手段ですね。
サウナや温泉にもよく足を運ぶのですが、多拠点生活を満喫するためにも、ひとりの時間を意識的に作るようにしています」。
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