インスタグラムを通じ、アングラ的に人気を広げるゴルフソサエティ、アンタイ・カントリー・クラブ。
反骨の名を冠しているが、その内側に満ちているのはゴルフへの惜しみない愛情である。
“襟なし服”に込めたポジティブな問題提起
今、FUN-GOLFを実践する人たちの間で話題のブランドがある。その名はアンタイ・カントリー・クラブ(以下、アンタイ)。
そもそも“アンタイ”とはアンチと同義の英語であり、辞書的な意味は反対論者。つまり反カントリークラブ、だ。
「といっても、日本のゴルフスタイルを全否定したいわけではありません。ただ海外でプレーする機会が増えるにつれ、日本での服装や慣習に窮屈さを覚えるようになりました。
ゴルフはアイデンティティに応じてもっと自由に楽しんでいいはず。その思いをビジュアルで伝えようと、インスタグラムでの発信を始めたんです。当初は服を作るつもりではなく、身内だけが集うゴルフコミュニティをつくる予定でした」。
アンタイのファウンダーはこう語る。確かにその言葉どおり、彼らの哲学は
インスタグラムを見るのが手っとり早い。ひとクセあるゴルファーが、ウェアが、そしてプレー風景が目に飛び込んでくる。
「フォロワーが5000人を超えたとき“自分たちの考えは間違いではなかった”と、背中を押してもらったように感じました」。
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