OCEANS

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都会的なデザインが格好いい

昔からモノゴトにこだわりがないほうなのですが、車だけは別。若い頃はホンダ インテグラに始まり、調子に乗ってフォルクスワーゲン ゴルフに乗っていた時期もありましたが、しっくりきませんでした。そうなんです、車はやっぱり三菱なんです。

昔、父が三菱のデボネアに長年乗っていたこともあり、心のどこかに車といえば三菱という思いがあったのかもしれません。人生初の三菱は30歳の頃に購入したRVR。30代のほとんどをともにし、気付けば15万㎞以上走破していました。その後、現在までの相棒はパジェロ イオです。
エクリプス クロスは、まだ運転したことはありませんが実物を見たことがあります。第一印象は、素直に格好いい! シャープで先進的な表情にやられました。表参道や銀座など、都会で走ったら絵になるんだろうな。広々としたラゲッジスペースには薪がたくさん積めそうなので、焚き火やキャンプに良さそう。
そしてアイドリングなしでAC電源が使えるのもすごくありがたいですね。キャンプ場では携帯の充電用に、また秋冬にはアウトドアで暖房器具を使用することもあるので助かります(笑)。
個人的に惹かれたのはオプションで付けられる電動パノラマサンルーフ。これからの季節、晴天の日などはサンルーフを開けて山道を走れば、自然と一体になっている感じがして心地いいんでしょうね。
焚き火マイスター
猪野正哉
世界で唯一の焚き火マイスター。普段はアウトドアスペース「たき火 ヴィレッジ〈いの〉(千葉県)」を運営・管理しつつ、執筆業などに従事。著書『焚き火の本』(山と渓谷社)が発売中。
 

“いいとこ取り”のSUV

接近しすぎると物事の本質が見えなくなることの例えとして、「ゾウに近づきすぎた人の話」というのがあります。あれ、ゾウじゃなくてキリンだったかも?ま、いいや、ゾウで進めましょう。
ゾウに近づきすぎたある人は、「こんなに鼻の長い生き物がいるなんて」と、驚いた様子。またある人は、「いやいや、耳の大きい動物ですよ」と口を尖らせます。「何言ってんの、足が太い獣よ」という声もあれば、「つぶらな瞳がかわいいアイドルです」と言い張る人も現れる始末。
この車に当てはめると、こんな感じです。ある人は、「パリダカで前人未到の7連覇を達成したパジェロの流れを汲む、タフなSUVだ!」と万歳三唱するでしょう。
またある人は、「いえいえ、WRC(世界ラリー選手権)で大暴れした、ランエボ譲りのコーナーでくるくる曲がるための4駆制御技術がこの車のキモです」と言って譲りません。
さらには、「わかってねぇな、日産リーフと世界初の量産EVの座を競ったi-MiEVで培った、電池とモーターの技術力がポイントなの」と言う声も聞こえてきます。
間違ったことを言ってる人はひとりもいません。まとめると、悪路に強いヘビーデューティな性能と、SUVらしからぬ切れ味鋭いハンドリングを併せ持ち、モーターならではの電光石火のレスポンスで楽しませてくれる、EVとハイブリッドのいいとこ取りをしたクロスオーバーSUVが、この車なのです。
モータージャーナリスト
サトータケシ
フリーランスのライター/エディター。2月末に、ほぼ1年ぶりに飛行機に乗って、「離陸する瞬間にちょっとウルッた」とか。次は、海外に行ける日を心待ちにしているらしい。
 



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