Day 15 SUN.
プロの巧みな洗濯にうっとり♡オレ、デニム洗う主義に転向します
ジーンズブームを体験した40代にとって、デニムを洗う方法にはそれぞれの主義がある。マーシーは10代からデニム洗わない主義者だったが、昨今のコロナ禍によって世間の衛生意識が急激に高まったこともあり、その心も揺れていた。
『でも、色は落としたくないしな。そういや、デンハムって洗濯してくれるんだっけ。ワークウェアのリサーチも兼ねて、行ってみよう』。デニムを持って代官山店へ。両胸のフラップポケットがアクセントになったブルゾンを羽織り、パンツはデンハムの細身のブラックデニムだ。
店の前ではちょうどスタッフがバケツとホースでデニムをジャブジャブ洗濯していた。『気持ち良さそ〜』。マーシーは座り込み、スタッフと話しながら、洗濯の様子を見学。
「なるべく色を落としたくないんですね。洗う際にデニムをギュウギュウ押すと色落ちが激しくなるので、こんなふうに手のひらで表面を撫でるように皮脂や汚れを落とすといいですよ。また、洗う際は水に漬ける時間をなるべく短くするのがコツです」。
スタッフの熱いデニム話に刺激されたマーシーはショップで新しい一本を購入。大満足で店をあとにした。
デンハム 代官山
ブランドの生誕地であるアムステルダムの本店に続き、世界で2店目となるデンハムの直営店。白いウッドを基調とした内装と、デニムのインディゴが美しいコントラストをなしており、店内にはメンズのフルコレクションが揃う。経験豊富なスタッフが手作業で行うハンドウォッシュサービスは、デンハムのモデルであれば無料となっている。納期は10日前後(天候によって変動)。☎03-3463-2258
着回しアイテム【2】硫化水素で濃厚な味出しコーデュロイをアンストアの別注作は、人気の1st型コーデュロイジャケットをベースに素材を細畝のライトなコーデュロイヘとチェンジした。ドロップした肩とワイドな身幅が旬の薫りを醸し出している。3万8280円/レミ レリーフ(アンストア 03-6805-0021)
【7】最新鋭ニットマシンで編まれた現代版ガンジー海の男たちに愛されてきたウールのガンジーニットをソフトで軽いポリエステル糸を使用し、現代的にアレンジした一枚。さらに継ぎ目がいっさいないホールガーメント製法によって、抜群のフィット感も味わえる。1万9800円/メイプル(デルタ 03-3409-5923)
【14】スキニーデニムとは思えないストレスフリーなはき心地定番のスキニーシルエット「レーザー」のブラックデニム。卓越した伸縮性を持つハイパーストレッチ素材、フリームーヴが使われているため、はき心地は楽々。リアルなタテ落ちも見どころだ。3万3000円/デンハム(デンハム・ジャパン 03-3496-1086)
西崎博哉(MOUSTACHE)=写真(人物) 椙本裕子=写真(静物) 武内雅英=スタイリング yoboon(coccina)、古川 純=ヘアメイク 押条良太(押条事務所)=文 大関祐詞=編集・文 豊島、カーサベッラ=撮影協力