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スタッフと仕事以外の時間を共有する楽しみ

現在の走る頻度はおおよそ週1回。朝7時くらいから、10kmほど走る。ランニングの最後にはウインドスプリントを数本入れ、スピードの維持にも気を留めている。
「走らない日もフィジカルトレーニングや自転車、オープンウォータースイミングと、毎日何かしら体を動かして汗をかきます。
毎朝発汗することで、前日のアルコールや無駄な毒素を出しきってスッキリさせる感覚ですよね。
エンデュランスの種目を変えることで、惰性やマンネリにならないようにしています」。
ジェームス&コー
「ウチのお店では、入社すると福利厚生の一環で半ば強引に自転車をプレゼントしたりするんですよ。
休みの日には仲間や職場のスタッフと一緒にロングライドをしたり、あるいはトレイルランをしたり。昨年末は中止となってしまったホノルルマラソンの代わりに、社員みんなで伊豆まで自転車で行きました。
最近ではやはり中止になってしまった湘南国際マラソンの代わりにみんなで30kmのランをしました。会社のスタッフと、仕事以外の時間を共有することで得られる一体感がまたいいんです」。
最近のフルマラソンはいつも4時間半くらいで、後半に足がつって歩いてしまうことも増えたという塩谷さん。
タイムの目標はなくなってきたけれど、走ること自体がシンプルに楽しいから、今後もまだまだ続けていきたいという。
ジェームス&コー
ランニングをきっかけにライフスタイルが変化していく。直接的なのか間接的なのかはわからないけれど、本業のファッションにも影響を与え、モノ作りのスタンスもより本質的な方へ向かっていく。
そんな塩谷さんだからこそ、ギア&ウェア選びもいい感じに洗練されているのだ。
そのあたりの話は後編で聞いてみよう。
RUNNER’S FILE 34
氏名:塩谷雅芳 
年齢:57歳(1963年生まれ)
仕事:JAMES&CO 代表
走る頻度:週1回、10km前後
記録:3時間42分01秒(2008年、ホノルルマラソン)
連載「Running Up-Date」一覧へ
「Running Up-Date」
ランニングブームもひと昔まえ。体づくりのためと漫然と続けているランニングをアップデートすべく、ワンランク上のスタイルを持つ “人”と“モノ”をご紹介。街ランからロードレース、トレイルランまで、走ることは日常でできる冒険だ。 上に戻る
礒村真介(100miler)=取材・文 小澤達也=写真


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