エア マックス 2003(2003年)
日本製の機能素材が生むプレミアム感
2000年代以降もエア マックスの快進撃は続き、さらに研ぎすまれたデザインになっていく。
口火を切ったのは、セルジオ・ロザーノがデザインを担当した「エア マックス 2003」。大胆な色を多用してきたエア マックスシリーズにしては珍しく、同系色でまとめられている。
ミニマルなデザインのアッパーには、軽量かつ高級感のある日本の帝人社製の機能素材を採用。エア マックス 97のエアソールユニットのシルエットを借用しつつ、クッショニングを見直すことで、一段と屈曲性の高いシューズが完成した。
ナイキ エア マックス 360(2006年)
360度のエア ユニットという革命
「エア マックス 1」の登場から30年以上の月日が経ち、フルレングス360度のナイキ エアを体感できる日が遂にやってきた。
大きな快挙を達成したのが「エア マックス 360」。配色はエア マックス 1のオリジナルカラー、アッパーのレーザーによる切り込みはエア マックス 95のデザインから引用している。
エア ユニットに独自の熟成形技術を用いることで、ナイキ エア特有のクッション性をソール全体に生み出すことに成功した。
かつては実現不可能だった高い壁を乗り越えたエア マックス。このシリーズの進化に終わりはない。
「ナイキ名作スニーカー列伝」とは……スニーカー好きなら知ってるよね? ナイキの「エア フォース 1」「ダンク」「エア マックス」の歴代モデルやそれぞれの違い。ドキッ! 知らない? それはヤバい。なら、この特集を読みなさい。
上に戻る 戸叶庸之=編集・文 ナイキ=写真