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“心の洗濯”に欠かせない3ピース


仲間たちと焚き火に勤しんできた学生時代から数えると、そのキャリアはかなりのもの。その“焚き火欲”は年々高まり、今では平均で週2回ペースで出掛けているのだとか。
最近、特にお気に入りの焚き火台がこれである。

「これまで別の焚き火台を10年以上も使っていたのですが、もうそろそろ新しいモノを試したくなってきて。それで購入したのが、このサンゾクマウンテンの焚き火台です」。
結構なサイズで、チマヨ柄をモチーフにした通気孔が独特な存在感を放つ。

「これまでは燃焼効率の高いものばかり使っていましたが、やはり炭が残らないから薪がどんどん減っちゃうんです。サンゾクマウンテンは、要は下に鉄の板しかない状態なので炭がたまり、少ない薪でも長持ちし、火も安定します。どっちがいいとかはないのですが、こっちのほうが“映える”ので(笑)」。

焚き火を“心の洗濯”と形容するモン吉さんだが、その至福のひとときには、焚き火台以外にも欠かせないモノがある。それがコーヒーだ。

コーヒー豆はナルゲンのボトルに入れて持ち運び、マグカップはその日の気分に合わせてチョイス。
「気に入ったものがあるとすぐ買ってしまうので、マグカップもえらい数になっています(笑)。ちなみに、焚き火やキャンプではあまりご飯にこだわらないんです。インスタントで十分。でも、その代わりにコーヒーはよく飲みますし、こだわっちゃいますね。やっぱり落ち着きますよ」。

そこで活躍するのがバリスタも愛用するコーヒー器具メーカー、ハリオの人気軽量グラインダー、スマートG電動モデル。電動ながらコンパクトで焚き火やキャンプに打ってつけ。しかも電動ミルだけでなく、ハンドミルとしても使える二刀流だ。
電動時の速度は、一般的なグラインダーと比べて遅めに設定され、摩擦熱により豆の香りが飛ばないように設計されている。
そして、絶妙な高さでしっかりと体を受け止めてくれるのが、トラックファニチャーの椅子である。

「焚き火をするときにいい、絶妙な高さなんですよ。もちろん座り心地も抜群で、焚き火の前で腰をおろしたら、もう立ち上がりたくなくなります(笑)」。
そして、この風合いの良さも魅力だ。強靭なキャンバス生地は使うほどに味が出てきて、自分の座っている形が徐々に浮き上がってくる。しかもアイアンパイプの雰囲気や、木製アームレストの程よいダメージ感もヴィンテージライクでいい感じだ。


ちなみに、昨年行ったオンラインLIVE「猿の宴」では、これら自前のこだわりギアをセットとして取り込んだこともあるとか。まさにNO MUSIC, NO LIFE, NO CAMP。
まだまだ面白いアイテムをお持ちのようなので、今度はそのギアをさらに深堀りさせていただこう!
「突撃、隣のキャンプカー!」とは……
キャンプスタイルは十人十色。それぞれ魅力がある。だからこそ気になるんだ。隣でテントを張っているあの人たちがどんな車に、どんなギアを詰め込んでいるのかが……。ってことで、正面から突撃。バックドアをご開帳〜!
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佐藤 裕=写真 菊地 亮=取材・文


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