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■このサイズでキャンピングカーも?
フォルクスワーゲン キャディ

サイズや使い勝手において、カングーの永遠のライバルとも言える車を発見。
日本未導入で、2020年にフルモデルチェンジしたフォルクスワーゲン、キャディだ。
メインモデルであるキャディのサイズは全長4500mm×全幅1855mm×全高1798mm。
バリエーションは乗用タイプのキャディと商用バンのキャディカーゴ、商用兼乗用仕様のキャディコンビ、それにキャンピングカー仕様のキャディカリフォルニアの4種類。
キャディやキャディコンビ、キャディカリフォルニアのテールゲートは跳ね上げ式、キャディカーゴは左右非対称の観音開きを採用している点も、新型カングーとなんだか似ている。
キャディは基本2列シートを備えた5人乗りだが、3列目シートを備えて7人乗りにすることも可能だ。
2列目シートは前に折り畳めるほか、2列目と3列目は取り外しも可能。5人乗りの状態でラゲージ容量は1213L、最大で2556Lまで拡張できる。
タッチパネルでナビゲーションやオーディオをコントロール。キャディとキャディカリフォルニアはオプションで大型サンルーフを備えることもできる。
キャディカリフォルニアも2列シートを備えた5人乗り仕様。
ボディ後端のミニキッチンと、シート上に広げて使う折り畳み式ベッドが備わるほか、車外に展開するオリジナルテントも用意されている。
用意されているエンジンは2Lディーゼルターボがメイン。これに6速MTか7速DSG(デュアルクラッチ式の2ペダルMT)が組み合わされる。もちろん先進安全運転支援機能もたっぷり用意されている。
今のところ前輪駆動モデルのみだが、間もなく4WDモデルも登場する予定だ。
ボディ後部には収納とミニキッチンが備わる。車内のベッドは2人用で、1980mm×1070mmというサイズ。折り畳んでラゲージに収納できる。
車に接続できるテントが用意されている。テントは単独で使用することも可能。
特にこのサイズ感で最初からキッチンやベッドが備わるキャディカリフォルニアは、キャンプ人気の日本にもライバルがいないから、人気が出ること請け合いだろう。
 
新型カングーもキャディも現在まだ日本には入って来ていない。しかしこのボディサイズ、面白いバリエーションの数々、使い勝手の良さ……絶対日本でも重宝するはずだから、1日も早く、日本に入れてください!
 
籠島康弘=文


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