「シェラカップで遊べ!」とは…… 「シェラカップ」と言えば誰もが銀色のアレを思い浮かべるけど、よく考えれば形やブランドも多種多様。
結局どれがいいの? って考えるなら、やはり世界有数の金物の街・燕三条から選んでおけば間違いなし。5ブランドの代表シェラカップを徹底比較した。
・「シェラカップの時短レシピ4選」はコチラから・「子供と遊べる5つのDIY術」はコチラから ①スノーピーク
①シェラカップ
スノーピーク定番の、重厚感のあるステンレス製シェラカップ。何よりの特徴はホールドしやすい角ばったハンドル。一度持ったら他のシェラカップを使えなくなるほどの安定感があります。目盛が100ml刻みでしか入っていないあたり、ミニマルなスノーピークらしいデザインです。
高いデザイン性と機能性を併せ持ったキャンプギアを送り出す、新潟・燕三条の雄「スノーピーク」。
同ブランドの数々の名作の中でも、高い評価を得ているのがシェラカップ。こちらも元々金物屋だっただけあって、細部の作り込み、技術力に定評があります。世の中にはスノーピーカーと呼ばれる愛好家がいるのも、モノづくりを見れば頷けますね。
②チタン ワッパーカップ
現在廃盤となっている名作にして迷作? のワッパーカップ。ハンドルの付け根部分から折れて、ハンドルがカップ部分にそうように収納できる機構となっています。
コンパクトですが、収納時付け根がかさばってしまうので好き嫌いが分かれるところ。こちらは旧ロゴ時代の遺物。
③ランダーチタンカップ
容量170mlの小さめシェラカップ。一時廃盤になりましたが、また復活しました。ガブガブ飲まない強めのお酒を飲むときや、カップのまま日本酒を火にかけて熱燗にするときなどに重宝します。
ただサイズが小さく底面の面積が小さいので、火器は選ばなければいけないのでご注意を。
④チタン シェラカップ
定番シェラカップのチタン版。なぜかランダーカップの方が小さいのに価格が高いです。どちらを選ぶかは人間力を試されますね。
ちなみにこのハンドル形状が最高だと思ったのでしょう、(シェラカップの源流と言われる)本家シエラクラブカップの現行モデルは、スノピのハンドルからインスパイアされています。
SPEC①
素材:ステンレス/重量:105g/容量:320ml/サイズ:12cm
SPEC②
素材:チタン/重量:38g/容量:320ml/サイズ:11.4cm
SPEC③
素材:チタン/重量:26g/容量:170ml/サイズ:9.8cm
SPEC④
素材:チタン/重量:36g/容量:320ml/サイズ:12cm
②ユニフレーム
新潟・燕三条の金物加工技術を駆使した、火に関するアウトドアギアを得意とする「ユニフレーム」。
運営している新越ワークスは金属加工を行っている会社で、自社製造の商品も多いのが強み。それゆえ他ブランド、ショップのシェラカップもOEMで製造しています。素材ラインナップとしては、ステンレス、チタン、真鍮。容量は300ml、420ml、900mlと3サイズ展開。
①UF シェラカップ 300 チタン
ユニフレームのシェラカップの特徴は、50ml刻みと1合目盛りがある点と、ハンドル先端(薬指に当たる部分)がカーブしていてカップを保持しやすくなっている点。このチタンモデルも同様の仕様となっていて、シンプルながらユニフレームの真骨頂を感じることができます。マットな質感が大人っぽい。
②ダッチ3兄弟シェラカップ
ユニフレームの広報部長「ダッチ三兄弟」の刻印が施されたかわいいデザイン。最近はこの他にもイメージキャラクターとして「ゆにたん」なる萌えキャラが登場。同社の別ブランドでは“ざる”を被った「燕乃三雪」なるキャラも誕生しており、最近社内で悪いヲタクが幅を利かしている事が伺い知れます。
SPEC①
素材:チタン/重量:50g /容量:300ml/サイズ:12cm
SPEC②
素材:ステンレス/重量:78g /容量:300ml/サイズ:12cm
Vixen シェラカップ
望遠鏡で有名な光学機器メーカー「ビクセン」からリリースされているシェラカップも、実はユニフレーム製。天体観測をしながら使いたい、「スターパーティ」「ムーン」の2柄展開。
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