テントのペグを一生懸命に打ち、焚き火の火熾しを手伝い、砂利のキャンプサイトを夢中で走り回り、父親のSUPに乗り込んで湖散歩へ。
飽きることなくエネルギーをいっぱいに、子供たちは一日中動き回る。親はその様子を、ときにサポートしながら優しく見守る。
自然豊かなフィールドで充実した休日を過ごせるファミリーキャンプ。その楽しい時間は、キャンプスキルを身に付け、心を躍動させて子供の成長を促せる格好の機会でもある。
ザ・ノース・フェイスのギアはそんな時間に寄り添ってくれる。
開放感を楽しみながら子供の成長も促す
肌を撫でる風を冷たいと感じ、打ち寄せる水の音に癒される。野があり、山がある。ただ、そこにある。
オフシーズンになると、生まれ育った長野県野沢温泉村とは違う景色、自然を目指してスキーヤーの河野健児さんは山からおりていく。湖や海という水辺に拠点を設け、SUPや焚き火、家族との時間を楽しむ。
「火を熾したり、ナイフを使ったりと、キャンプは生きていくためのスキルが凝縮されています。そのスキルを子供たちに教えられ、彼らの成長を促せる。そんな醍醐味がファミリーキャンプにはあります」。
生きていくためのスキルは災害時に役立つことがある。非常時を生き抜く力。それをキャンプでは磨けるのだと、河野さんは言う。
とはいえ大人の思惑を先行させないように。好奇心が自然と生まれていく、子供たちのタイミングを見守る姿勢が大切となる。
「何事も早くから目に触れさせますが無理強いはしません。SUPも今5歳の長男が2歳のときに勧めてみたけれど、当時は無関心。そのまま放っておくと、いつだったか、ふと興味を示しだしました」。
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