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野球選手として活躍していた当時は、3カ月間、毎日のように試合をしていたそう。
春山 凌さんはアメリカの独立リーグであるペコス・リーグの球団に所属していた元野球選手。現在はパフォーマンスコーチ、アニマルフローのインストラクターなどとして活動している。
さらっと記したが、野球選手を辞めたあと、野球とはそこまで強く結びついていない職業に転向していることが面白い。
体育の教師をしていた両親の下で育った春山さんは、幼い頃から野球を中心にやっていたが、それ以外にも“掛け持ち”をし、そのおかげで身体的な基礎適応能力や考えが養われ、今の仕事にもつながったのだという。
直感的に操作できるシフトノブとモード選択ができるスイッチ。
「野球は投げる、走る、打つと、総合的な身体能力が求められます。両親は、そのそれぞれに必要な部分を鍛えられるスポーツもやらせれば、相乗効果が得られるだろうと考えていたらしくて。
例えば心肺機能であれば水泳、バランス感覚であればスキー、ファイティングスピリットであれば柔道。いろんなことをやらせてもらっていたので、小・中学生時は4、5つを掛け持ちしていました」。
春山さんがインテリアで最も評価していたのがステアリング。「僕は手の刺激が重要だと捉えていて、握り方ひとつで人のストレスが変わってくると考えています。新型3008のステアリングはとてもリラックスして握れました。
春山さん曰く「日本の場合は限定的」なのだそう。例えば野球だったら一年中、野球に関連したことだけをやる。それに対する両親の疑問も背景にはあった。
「アメリカの野球選手は冬になるとバスケをやったり、オフには釣りをしたりということが当たり前なんですね。つまり、彼らにとってさまざまな身体の動かし方をすることがライフスタイルになっている。
アメリカの選手はとにかくパワフルというイメージがあるかもしれません。でも彼らは身体が大きいだけでなく、動作の引き出しが多いがゆえに強いんです」。
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