Gショック好きにとって、今年いちばんの大ニュースが届いた。
5月15日(土)、遂にGショック史上初となるスマートウォッチが発売されるのだ。
タフネス時計の代表格として、1983年に誕生したGショック。
たった一行の企画書から始まり、これまで彼らが生み出した名作は数知れずだが、そのなかでも歴史に刻まれる1本となるに違いない。
スマートウォッチのベースとなるのは、Gショックのスポーツライン、Gスクワッド。心拍数モニターやGPSなどトレーニングに役立つあらゆる機能を持つ人気モデルだ。
それが今回スマートウォッチとなり、如何なる進化を遂げたのか。詳細なスペックを紐解いておこう。
このスマートウォッチの最大の特徴は、ランニングやロードバイクといった15種類のスポーツと、24種類の屋内ワークアウトといった幅広い種目に対応していること。ご覧のように、種目別で画面表示の切り替えが可能だ。
心拍計数が可能な光学式センサーや、方位、高度/気圧、加速度、ジャイロセンサーを搭載するほか、トレーニング中にGPS衛星から位置情報を取得し、走行ルートや距離、速度などを把握できる。種目ごとに細かいデータ計測が可能なので、さまざまなスポーツに合わせたサポート役を担ってくれるのだ。
スマホの専用アプリ「Gショック ムーブ」と連動させれば、アプリ上でもデータ管理が可能。自らのトレーニングの履歴や分析、進捗確認といったログが簡単に確認できる。データをしっかり管理することで、自分の状態を認識でき、トレーニングの目標も立てやすくなるだろう。
「センサーオーバーレイ」というアプリの機能を使うと、運動時に撮影した動画や静止画に、データの計測情報を重ねたオリジナルビジュアルを作成してくれる。日課としてSNSでシェアしておけば、毎日のトレーニングのモチベーションアップになりそうだ。
ランニングをする人は、別売りのモーションセンサー「CMT-S20R-AS」を一緒に使うのもおすすめ。時計とセンサーを接続することで、ランニング時のフォームチェックが可能になる。
さらに今年の6月からは、専用アプリ「ランメトリックス」にデータを転送することで、さらに詳細なランニングデータが分析できるようになる予定だ。フォームの改善点やランニングの質を高めるのに、ひと役買ってくれるだろう。
スマートウォッチになったからといって、Gショック本来の“タフさ”に揺るぎはない。
Gスクワッドの従来モデルと同様に、耐衝撃性や20気圧防水を実現。ディスプレイはガラスの厚みをキープしながらも、スムーズに画面のタッチ操作ができるようになっている。タフさに絶対的な信頼があるからこそ、どんなハードなスポーツシーンでも最大限のパフォーマンスが発揮できるに違いない。
カラバリは3種類。オールブラック、レッド、ブルーのモデルがラインナップする。
Wear OS by Google搭載だから、当然ながらグーグルのアプリやメール、着信などの各種通知にも対応。マイク付きのためSiriも使える。
スマートウォッチにも“タフネス”という概念を持ち込み、いきなり唯一無二の存在に躍り出たGショック。日常的にスポーツを楽しむ人にはもちろん、Gショック好きの心に刺さらないワケはない。
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