晴れて亞藤忠物産の子会社で代表取締役に就任したユースケ。そのミッションはベンチャービジネスの立ち上げに加え、新しいワークスタイルを模索すること。
そこでユースケが拠点に選んだのは、今春、東京・乃木坂に誕生した新感覚のレンタルオフィス「+SHIFT NOGIZAKA」だ。またインターネットを使った、アグリビジネスのスタートアップ企業を立ち上げたマーシーが拠点に選んだのは東京・四谷にある話題のシェアオフィス「A YOTSUYA」。
ふたりの男が選択した新たな仕事場のカタチ。その全貌をお届けしよう。
ユースケの創造力を刺激するサテライトオフィスを大解剖!!
出勤するユースケの足どりが軽いのは澄み切った青空のせいだけではない。
「+SHIFT NOGIZAKA」の前に着くとビルを見上げてしばし悦に入る。そして洗練されたオフィスに身を置けば、「一日の質を高めよう」というポジティブな気持ちが湧いてくる。ビジネス上の利点が多いのも決め手になった。
初回契約期間は6カ月から2年まで設定でき、期間経過後は1カ月単位で延長が可能。月ごとの定額料金には、賃貸料や管理費、水道光熱費、Wi-Fi通信費、清掃費、複合機利用費、内装インテリア費用といったオフィス維持にかかる諸費用がすべて含まれ、退去時に厄介な原状回復費用もかからない。
「+SHIFT NOGIZAKA」の詳細はこちらこの日は打ち合わせを行った。ユースケの会社もリモートワークやフレックス制を導入しているが、会議ではなるべく対面することにしている。狙いはオフィスで交わされる“雑談”だ。
屋上で都心のビル群を眺めながらランチを食べたり、テラスでは隣接する乃木神社の緑を眺めてひと息ついたり、といった何げないやり取りの中でこそグッドアイデアが生まれやすい。
「せっかく出社するんだから、豊かな時間にしよう。そんな意識をシェアすることも新しい働き方のひとつなのだから」。
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