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工芸品ではなく工業製品を作る

ユニフレーム
アウトドアブランドは数あれど、良いものを安く大量に作ることができるのはひと握りだ。
ちなみに、ユニフレームのスタッフは、自社製品のことを「工業製品」と評することが印象的だ。これは、良いものを安く大量に作ることができることに誇りを持っているから。しかも国内生産での話だから恐れ入る。
「良いものを安く大量に作るために、我々は金型や加工機に投資をしております。構造や加工方法はそのために選んでいるので、シンプルな造りで特殊な素材も使っていません。壊れにくく、長持ちするのにはシンプルな構造のほうがいいのです」。
ユニフレーム
近年はフィールドでも自宅でも併用できるラインナップが拡充中。ガス台でも使える羽釜は最近のヒット作。
そう聞いてカタログを開くと15~20年クラスのヒット商品が多いことに気が付く。素材や技術の進化による新しいアイデアはもちろん取り入れているが、昔も今も根本的に売れるもの、求められるものは変わっていないそうだ。
つまり、20年後もきっとあなたが必要とする道具は変わらないはず。この春にギアを見直すならば、20年後の自分を想像して選んでみよう。
あなたはデザインで選ぶ? それとも機能で選ぶ?
ユニフレーム
[問い合わせ]
新越ワークス ユニフレーム事業部
03-3264-8311
www.uniflame.co.jp
「Camp Gear Note」
90年代以上のブームといわれているアウトドア。次々に新しいギアも生まれ、ファンには堪らない状況になっている。でも、そんなギアに関してどれほど知っているだろうか? 人気ブランドの個性と歴史、看板モデルの扱い方まで、徹底的に掘り下げる。 上に戻る
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池田 圭=取材・文 矢島慎一=写真


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