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2021.04.03

ライフ

50歳の新人映画監督・荒木伸二が話題作『人数の町』を撮るまで


「37.5歳の人生スナップ」とは……
2020年9月に公開された中村倫也主演の映画『人数の町』。単純な作業と引き換えに衣食住が保証され、不特定多数とのセックスに耽る生活を送ることもできる奇妙な「町」を描いたこの作品は、封切り直後からSNSなどで映画好きの話題をさらった。
東京・武蔵野館での上映期間は、当初予定されていた5週間から延長を重ね、計9週間に。国内では2020年度「新藤兼人賞」の最終選考作品に選ばれたほか、海外ではモスクワ国際映画祭、バンクーバー国際映画祭という2つの国際映画祭に招待。
さらにこの春には、シカゴで開かれたアジアンポップアップシネマ映画祭のオープニング作品に選ばれ、韓国・ソウルでおこなわれた日本映画祭でも上映された。
『人数の町』©2020「人数の町」製作委員会
監督・脚本は、CMプランナー・クリエイティブディレクターとして、長らく広告業界で活躍してきた荒木伸二さん。これまでのキャリアと関係ありそうで、実はそんなに関係のない、50歳での映画監督デビューだった。


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