気になったアイテムを片っ端から試着!
今回のコレクションのテーマは、“The City with Purple Wind(パープルが吹く街)”。ザ・ノース・フェイス パープルレーベルのアーカイブに、ストリートやスケートボードなど、パレス スケートボードを取り巻くカルチャーから滲み出るポップなムードを反映させている。
まず、気になったのは、メッシュベストとマウンテンウィンドパンツ。どちらも今回のキーファブリックであるインディゴカラーのリップストップを採用しており、その質感からは経年変化を楽しむような感覚を味わうことができる。
ベストのこだわりのディテールは、胸元のポケットがアシンメトリーであること。右胸のポケットは、ザ・ノース・フェイスのアイコンである“ハーフドーム”をイメージした形になっており、両ブランドのロゴパッチがアクセントになっている。
また、背面には、気の利いたバックポケットを装備。“PALACE”のロゴが程よいコントラストで主張し、背中でもしっかり語れる仕様に。
ゆったりと着られるオーバーサイズのシルエットもうれしく、Tシャツ類はもちろん、スウェット類にレイヤードしても窮屈になることはなさそうだ。
パンツは、90年代のクライミングパンツがベースだが、例えば、ヒップやワタリにゆとりを持たせて、股下に脚の可動域を広げるマチを付け、シルエットはワイドテーパードに変更するなど、現代的なアップデートが施されている。
ウエスト部分もウェビングベルトなので調節が簡単。膝下にパッチがあしらわれているため、座ったときにロゴがベストな位置にくる。アクティブなオフのパンツオプションとして、これ以上優れた一本はないというほど完成度の高い逸品だ。
また、同じリップストップ素材を使用したコーチジャケットとキャップも見逃せない。
このインディゴ素材は経糸にインディゴ染めのコットン糸、緯糸にナイロン系を使用しており、緯糸に色差を加えることで、バイカラーデザインを表現しているというこだわりよう。
ジャケットは首元にボタン留めのストラップがあるので、留めて着ても開けて着てもよし。キャップは一見、普通のジェットキャップに見えるが、小物を収納できるベンチレーション付きのサイドポケットとなっている。
3/3