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2021.03.21

あそぶ

この春、楽しみたい「焚き火料理」。プロフェッショナルによるポイント解説

小雀陣二
「Camp Gear Note」とは……
春休み、GWと楽しみなイベントが続き、外に出る機会が増えてくるこの季節。仲間が集まったら、物置からBBQグリルを引っ張り出して、ビール片手に味付き肉やソーセージをワイワイ焼くだけでも楽しい。
でも、せっかくならもうワンランク上のアウトドア料理も作れるようになってみない?
そこでこの春におすすめしたいのが、焚き火を活用した「焚き火料理」なるジャンル。焚き火を囲みながら美味しいご飯も作れてしまうという、一石二鳥な料理なのだ。
 

木の燃える香りや焦げ味を料理に生かす

小雀陣二
アウトドアコーディネイターの小雀陣二さんは、アウトドア料理のプロフェッショナル。
焚き火料理について教えてくれるのは、アウトドアコーディネイターの小雀陣二さん。今月上梓したばかりの『焚き火料理の本』をはじめ、これまで数々の料理本を出版してきたアウトドア料理のプロフェッショナルである。
そもそもガスバーナーを使ったほうが料理は簡単に作れそうなものだが、あえて小雀さんが焚き火料理をすすめるのはなぜだろう?
「焚き火と料理を同時に満喫できるのが、焚き火料理の魅力です。火を自在に操る焚き火の醍醐味を楽しみながら、木が燃える香りや食材の焦げ味を料理に生かせる欲張りな楽しみ方なんです」。
小雀陣二
炎や薪を自在に使いこなす面白さは、ガス火にはない焚き火料理ならではの魅力だ。
「焚き火料理と言っても、BBQのように直火で焼くだけではありません。ダッチオーブンやスキレット、ホットサンドメーカーなどの調理道具も使います。道具を使ったレシピはガスでも手軽に作れるので、焚き火料理を身につけると家での料理も上達しますよ」。
なるほど。キャンプ用にダッチオーブンやスキレットを買ったのに、すっかりタンスの肥やしになってしまっている人が、自宅で練習するのにもちょうどいい。早速、焚き火料理のコツを聞いてみよう。


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