流行に左右されることなく、100年以上にわたって靴作りを続けてきたレッド・ウィング。
そんなブランドが「アウト オブ ファッション(OUT OF FASHION)」を標榜するキャンペーンをスタートさせたらしい。
「アウト オブ ファッション」とは、「流行遅れ」などの意味を持つ慣用句。我々にとってアメカジの王道として君臨するレッド・ウィングがこれを謳っているとは、一体どういうことか?
レッド・ウィングはこの言葉を、“流行に囚われない究極のファッション”を指す言葉として提唱し、ビジュアルや映像を全世界へ発信している。
すべてのビジュアルの足元にはレッド・ウィングの定番モックトゥブーツを、そしてこのキャンペーンモデルとして起用されているのは、流行を追いかけないまさに「アウト オブ ファッション」を楽しむ人々だ。
例えば、この台湾人夫婦。70年以上にわたってクリーニング店を営んでいるが、その独特のファッションセンスがSNS上で話題を集めている。
彼らが着用しているのは、利用客が引き取りにこなかった洋服たち。忘れものをコーディネイトし、「ウォント ショー ランドリー」という名前でSNSで発信しているのだ。その個性的なファッションに注目が集まり、ファッションメディアにも取り上げられるなど、一躍人気者になった。
世の中の流行とはまったく違う、ユニークな方法で自分たちのスタイルを貫く“アウトオブファッション”なふたりだ。
このキャンペーンでは、こんな感じでアウトオブファッションな人々とレッド・ウィングのモックトゥブーツが紹介されていく。
どれも唯一無二な個性派揃いのスタイリングにも関わらず、レッド・ウィングのモックトゥブーツがどのスタイルにもしっくり似合っているから不思議だ。
こちらは養蜂家DJのビオーニ・サンプ。
彼は養蜂家でありながらDJとしても活動しているのだが、彼の作り出す音楽がなんともユニークである。
蜂の羽音や鳴き声を集め、その音だけを使ったエレクトロニック・ミュージックを制作している。
この音楽活動を通じ、世界的に蜂の数が減り続けている現状を、より多くの人々に知らせる運動を行っているのだ。
そしてカウガールの出で立ちにモックトゥブーツがハマっている彼女は、馬術家のエリン・ブラウン。彼女は都市エリアのカウボーイ、カウガールたちの生活や伝統文化を守るべく、「フィラデルフィア・アーバン・ライディング協会」を設立。伝統を保護する活動や子供たちへの教育を行っている。
そして今回のキャンペーンのために特別に撮影された動画もあるというので、ぜひご覧いただきたい。
流行りなんて気にせずに、自分のスタイルを貫くことを謳ったキャンペーン、アウト オブ ファッション。
レッド・ウィングのモックトゥブーツがこれらの人々にマッチするのは、レッド・ウィング自体が、流行や時代に囚われない「アウト オブ ファッション」なブランドにほかならない。
流行とは違う、自分ならではのスタイルを持つということは、ファッション好きにとってひとつの終着点。そこを目指すために、レッド・ウィングは近道を歩かせてくれる一足かもしれない。
[問い合わせ]レッド・ウィング・ジャパン03-5791-3280POW-DER=文