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最新テクノロジーへのリスペクトを欠かさずに

この日はウェアに加え、シューズもナイキを選択。2000年に登場した名作、エアプレストだ。
「自分にとっての定番的なモデルです。返りがソフトで気持ち良いのが特徴で、ソックスを履いているような感覚ですね。
しっかりエネルギーを燃やして走ろうというときはシャンクの入ったシューズを選びますが、ウォーキングの延長でのんびりジョグするときはプレストです」。
小林学
スニーカーショップ「アトモス」が別注していたサファリ柄。
ちなみに、小林さんはランニングシューズ好きとしての一面も持っている。
「走るためのシューズは常に5足程度所有しており、使い古すたびに入れ替えて色々試しています。エアプレストだけは常にその5足の中に入っていますね。
ほかは特定の好きなブランドがあるわけではなくて、世の中に定期的に登場してくる“最新テクノロジーに挑戦したシューズ”には、とりあえず手を出すようにしています。ポジティブな意味で行き過ぎてしまったテクノロジーは、この時代を生きている者として試してみたいんですよね」。
そんなマインドで履いているのが、2018年に登場したアディダスのアルファヘッジ4D。有機的な構造のミッドソールは、3Dプリンターのテクノロジーを応用して製造されたもの。
小林学
こちらも現時点のスタメンシューズ5足のうちの2足。右がアディダスの「アルファヘッジ4D」、左がニューバランスの「2002R」。
「実際は重くて本気のランニングには向いていないと思うんですけど(笑)、デザインのインパクトが強烈ですよね。
スニーカーには最新のテクノロジーでいかに我々を驚かし、刺激してくれんだろうと期待するところがあるじゃないですか。好奇心を躍らせてくれるという点がさすがです。ただ、繰り返しますけど走りやすいとは言えないかもしれません」。
ニューバランスの名作2002を復刻させた2002Rは、もともとは街履き用として購入したもの。
「あるとき、これって走れるスペックだと気付いたんですよね。そしたらすこぶる調子が良い。ソールユニットは現行のパフォーマンスモデルにも採用されているテクノロジーを搭載していますから。シューズ内部は広いのに、しっかりと足が包み込まれている感覚があるので、安心して走れます」。


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