きちんとしたスタイルが求められるフォーマルな場はもちろん、インナーやボトムスをゆるめにすればカジュアルにも着られる。
つまりオンオフともに大活躍のテーラードジャケットは、いい大人が持っておくべき1着なのだ。
「ザ ジェントルマン イン ザ パーラー」の2Bジャケット
推薦人①
レショップ コンセプター 金子恵治さん(47歳)
セレクトショップ「エディフィス」にてバイヤーを務めたのちに独立。自身の活動を経て、2015年に「レショップ」を立ち上げる。
サイの宮原秀晃さんによるパターンメイキングで、立体感と着心地の良さが異次元の仕上がりです。
推薦人②
ファッションキュレーター 小木“Poggy”基史さん(44歳)
ユナイテッドアローズ&サンズのディレクターなどを経て、2018年に独立。現在は、2G TOKYOのファッションディレクターなどを務める。
一緒に仕事をさせていただいて、デザイナーの宮原秀晃さんのパターンメイクのすごさを垣間見たのがこのジャケット。
古典的なスーツから、今のトレンドまでを理解している人が手掛けただけあって、細すぎず、ゆったりしすぎない、絶妙なバランスのシルエットに落とし込まれている。ビスポークでもないのに、袖を通してストレスを感じることがない。
「ブリオーニ」のカシミヤブレザー
推薦人
スタイリスト 井嶋一雄さん
多くのファッション誌、広告、テレビCMなど幅広いフィールドで活躍。精通する音楽をルーツとしたスタイリングにも定評がある。
展示会にお邪魔したときに、何げなく羽織らせてもらったロイヤルブルーのカシミヤブレザー。着た瞬間、まさに自分の体にピタッと吸い付くような、これまでにない感覚を味わった。
一生ものの一着とは、きっとこういう服のことなんだろう。長いことさまざまな服を羽織ったけれど、そう思ったのは初めてだったかもしれない。
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