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昭和遺産7:喫茶 ニューコロムビア(新潟県・長岡市)

「お客さん来ないから暇でさ〜。さっきまで水槽の掃除をしてたよ(笑)」。
起毛素材の壁紙が全面に張られて(写真:著者撮影)
マスターはいい具合に肩に力が入っていない方で、コーヒーをいただきながら笑いっぱなしでした。全面に起毛素材の壁紙が張られた渋い内装です。
(写真:著者撮影)
開業は昭和31年。
著者:「内装のデザインはマスターが手がけられたのですか?」
マスター:「いや、親父が全部やったんだよ」
著者:「これだけすばらしいと内装目当てのお客さんも多いんじゃないですか?」
マスター:「ん〜、年に2〜3人はそういう人もいるけどね。この前も絵描きが来て絵を描いていったよ。まぁ、そういう客は一度来たらもう来ないけどね(笑)」
お店は地下ですが、もともとは1階に店を構えていたそうで、十数年後に地下へ移ったそうです(1階と地下の両方で営業していた時期もあったそうです)。
マスターに聞くのを忘れましたが、1階で営業していたときは、店名の「ニュー」がなく、ただのコロムビアだったのかもしれません。
 

昭和遺産8:ハトヤ ホテル(静岡県・伊東市)

宇宙船のような通路がすてきな「ハトヤホテル」
♪伊東に行くなら……この連絡通路!(写真:著者撮影)
近未来的な連絡通路がすてきすぎる!
『昭和遺産へ、巡礼1703景』
まるで宇宙船の内部のようにラウンドした壁。連続した目のような形の窓。そして、側面にまで張られた斜めストライプの絨毯が、異空間的な視覚効果を生んでいます。
連絡通路を外側から見ると葉巻型UFOのようで、窓の境にある雨樋が、アンテナのように見えてさえきます。
連絡通路が完成したのは1970(昭和45)年。昔はテレビでハトヤのCMがよく流れていたので、記憶に残っている人も多いでしょう。
 
平山 雄:ブログ「昭和スポット巡り」運営者
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記事提供:東洋経済ONLINE


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