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ランドローバーが、人生を変えた

【写真19点】「“タープ代わり”のディフェンダー」の詳細写真をチェック

キャンパーのサードプレイスとして、須山さんがカフェ兼ショップTARP to TARPを開いたのは2019年5月。

「ある日、私がキャンプの様子をSNSで発信したところ、一度もお会いしたことのない方から『一緒にキャンプへ行きませんか』とお誘いいただたんですね。そして実際に初対面の2家族が、一緒にキャンプを楽しんだことがありました」。

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例えばこれが、温泉旅行ならどうか、答えは「行かない」だろう。しかし泊まりのキャンプはOKになってしまう。それくらい、キャンプには人と人をつなげる不思議な力があるのだ。

それなのに、意外と繋がれる場所がないという。

「キャンプギアショップには、キャンプ好きがたくさん来店しますよね。つまり同じ趣味の人々が集まる場所はある。ところが彼らが会話を交わす場所は、案外なかったんです」。

だったら自分で作っちゃおう、がTARP to TARPとなった。

当時、仲間と立ち上げた会社がようやく軌道に乗ってきた頃。まさにこれからという時期に、その会社を仲間に譲ってTARP to TARPを横浜でオープンしたのだ。

場所は横浜、馬車道駅から徒歩1分ほど。ショップ名の由来は、もちろんキャンプでお馴染みのタープ。「タープは、横から見ると人という漢字に似ているし、隣のタープと繋ぐこともできる。そんな、キャンプ場のタープみたいに人と人を繋ぎたいという意味を込めて付けました」。


そもそも須山さんがここまでキャンプに傾倒した発端は「ディスカバリー4を購入したこと」だと言う。
「以前もキャンプへは何度か行っていたんですが、その頃は、仕事が忙しかったこともあり、すっかりご無沙汰になっていたんです」。



購入時のディーラースタッフの「この車を買われる方の多くは、キャンプを楽しんでいます」という言葉で、「そうだ、久々にキャンプに行こう!」と思い、ディスカバリー4でSNSにキャンプを楽しむ様子を上げていたら、先述のようにSNS上での繋がりができ、あれよあれよという間にライフワークになり、仕事になり……というわけだ。



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