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キャンプ場では焚き火台を併用しよう

Wolf and Grizzly
単体での使用も可能。木のヤニが付き、焼きが入ってくると、その表情はなおさら格好良い。
直火禁止のエリアが増え続けている日本において、このグリルを最大限有効に使うためには焚き火台「ファイヤーセーフ」を組み合わせたい。
こちらもグリル同様、4つの要素をバランスよく兼ね備えた造りに仕上がっているので、実際に広げてみよう。
Wolf and Grizzly
収納時は平べったいケースに入っている。大きさはパスポートやカードを入れるためのトラベルポーチ程度のサイズ感。
これまた薄くて小さい。重量はグリルよりさらに軽く、910gしかない。
折り畳み式の枠に、パネル6枚が蛇腹状になった火床をセットすれば設営は完了。展開時のサイズは大体28cm四方なので、コンパクトに焚き火をするにはちょうど良いサイズ感だろう。
Wolf and Grizzly
設営は30秒もあれば十分!
山が連なったような形状の火床は、デザイン的なアクセントだけではなく、構造に強度を持たせる意味合いと、薪を燃やしたときに空気が通る層を作るためでもある。
パッと見はいたってシンプルだが、実際に組み立ててみるとこの構造の凄さがよくわかる。ミニマムな造りではあるが、すべてのパーツが必然的に組み合わさって、この形を作り出している。
グリルとは異なるスイス在住のイギリス人デザイナーによるデザインで、彼の作品にはキャビネット職人だった父の影響が色濃いとのこと。出自を聞くと、この複雑なギミックにもなんとなく納得してしまう。ちなみに、この焚火台は昨年のグッドデザイン賞を受賞している。


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