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2021.03.07

あそぶ

組み合わせ次第で可能性無限大「ウルフ&グリズリー」の焚き火調理システム

Wolf and Grizzly
「Camp Gear Note」とは……
デザインエンジニアである創業者自身の“欲しい”を形にした、シンプルなのに機能的、そしてなによりスタイリッシュなデザインが売りの新鋭ブランド「ウルフ&グリズリー(Wolf and Grizzly)」。
2017年に創業した彼らのラインナップは、実はまだ3モデルしかない。されどその3モデルは、組み合わせ次第で1+1+1が余裕で3以上になり得る力を秘めている。
Wolf and Grizzly
グリル、焚き火台、クックセット。潔いほどのシンプルなラインナップだが、できることの幅は広い。
 

まず手に入れるべきは4拍子揃った画期的なグリル

製品写真だけを見るとまるで工業製品のよう。「グリルM1エディション with ファイヤーセット」1万4080円(税込)と焚き火台「ファイヤーセーフ」1万780円(税込)はそれぞれ別売り。
前述の通り、彼らの製品は3つ。製品化第1号であるグリル、第2号の焚き火台、そして最新作のクッキングセットは今春発売予定だ。
まずベースとなるのは、やはり「グリルM1」と名付けられた立体構造の焼き網である。この製品にはウルフ&グリズリーが掲げる「バックヤードからバックカントリーまで」というテーマが、随所に色濃く反映されている。
Wolf and Grizzly
グリルの使い方は焚き火に置くだけ。以上。直火が楽しめる場所は減りつつあるが、やはり直火の焚き火も美しい。
製品を箱から取り出すと、え、これだけで全部? と不安になるほど小さく、軽い。大きさはしっかりとした折り畳み傘くらいだろうか。重量はわずか1kg。
持ち歩きのストレスはなく、海外のハイカーがトレッキングに背負っていくというのもうなずける。
なかを開いてみよう。
Wolf and Grizzly
専用の収納袋にコンパクトに収まる。男子心をくすぐるこのメタル感!
説明なしで、この状態からこれがグリルだとは誰も想像しないだろう。
フレームの4角に設けられたスリットに、焼き網のワイヤーを挿して固定すると立ち上がる仕組みになっている。高さは3段階に調節できる。そして、なによりも立ち上がった姿がミニマムで、道具として美しい。
この機能的かつスタイリッシュなデザインは、元エンジニアだった創業者ジョージの指揮の元、ジョセフ・ホファーというインダストリアルデザイナーが手掛けたもの。スマートフォン「ブラックベリー」も彼の代表作のひとつで、倫理学や経済学、工学的なインプットを落とし込んだデザインで知られる人物だ。
Wolf and Grizzly
固定方法は非常にシンプルだがしっかりと安定する。
Wolf and Grizzly
火加減や調理法に合わせて引っ掛ける位置を変えると、高さの調整もできる。
ほかの2製品にも共通しているが、素材は対腐食性、耐熱性、耐久性に非常に優れた304ステンレススチールを100%採用しており、ボルトやネジにいたるまで同じ素材が使われている。肉や干物などを焼いてみたのだが、こびりつくことはなく、帰宅後に軽くブラシで擦ると焦げも簡単に落ちた。
デザインの良さだけではなく、機能的で、少々手荒に扱ったってびくともしない。携行性、機能、見た目、そして耐久性まで、4拍子揃った画期的なグリルなのだ。


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