当記事は「東洋経済ONLINE」の提供記事です。元記事はこちら。YouTube、Facebook、Instagram――。新たなSNSとして次は何がくるのかな、と思っていたところに現れました。Clubhouse(クラブハウス)。このところ連日、ネットでにぎわっています。
Clubhouseは、招待制の音声配信SNS。好みのテーマで立ち上げたroom(部屋)ごとに、ラジオのように音声配信することができ、自由に傍聴もできるという優れもの。挙手をして会話に参加もできる特徴もあり、そこが魅力的と感じる人も多いようです。
筆者がClubhouseを利用して感じたことは、スピーカー、とくにモデレーターと呼ばれるホストの「マナー」が問われるツールであるということです。この記事ではまだ定まらないClubhouseにおけるマナーについて、考えてみたいと思います。
どうあるべき?Clubhouse上のマナー
マナーというと、昨今は「作法」の「強制」などと、堅苦しく考えられがちです。お辞儀の仕方だとか、上座がどうとか、企業をはじめ、日本社会が「型」を重視しすぎてきたことの弊害でもあると思います。
しかし、本当に大事なことは他者への「配慮」です。マナーとは気持ちを表すものと考えれば、重要で有益なものと感じられるのではないでしょうか。
そうしたことを踏まえたうえで、Clubhouseにおけるマナーはどうあるべきか。今回はモデレーター(ホスト)の気遣いから解決するであろう点について、考えてみたいと思います。
Clubhouse体験者からのお悩みや感想から、現時点において、筆者のところに寄せられた質問トップ3について取り上げてみます。
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