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2021.03.11

ライフ

40代を目前にした鈴木亮平「人生を懸けたこの趣味は難しいからこそ楽しい」

4月からスタートする新ドラマ「レンアイ漫画家」で主演を務める鈴木亮平さん。
恋愛をこじらせている不器用な天才漫画家・刈部清一郎を演じて、鈴木は何を感じたのだろうか。
前編はこちら

愚直で不器用なところが魅力的な刈部清一郎という愛すべき男

芝居は難しいけど大好き!鈴木亮平が演じた“愚直で不器用な男”の魅力
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「僕が演じる清一郎の不器用な生き方に、男性視聴者も共感してくれるのではないかと思っています。
最初は女性に対して攻撃的に接していますが、徐々にそれがなくなっていく感じが、何だか可愛いんです(笑)。ツンデレじゃないですが、そのギャップを楽しんでもらいたいです」。
劇中、刈部清一郎は、苦難に直面し筆が進まなくなるときがあるが、鈴木自身は、壁にぶつかったときはどう対処しているのだろうか。
ここまでインタビューをして感じたのは、頭の回転の速さ、そして自身の現在地を把握しつつ見据えた、現実的かつ明確なヴィジョン。ここでもその一片が垣間見えた。
「自分に準備ができていれば、その状況の中で最善のものができると思っていて、壁にぶつかるということは、まだ準備不足なんだなと思うようにしています。ただ原因がわかるので、大変なことがあってもそんなに悩む必要がないんです。自分をもっと磨いていけば、自然と壁がなくなっていきます」。
自分を磨くとは具体的にはどんなことなのかとたずねた。それは鈴木の原動力である好奇心が源だった。
「何でもいいから今できることをやる。例えば自分がやりたいことがあったとして、方向的にあっているかはわからないけれど、たどりつきたいと思っている場所で活躍している人に会って話を聞いたり、立ちたいと思っている場所に実際に行って立ってみるとか……。
何でもいいから、一歩踏み出すのを繰り返すことかなと。何が正解かは誰にもわかりませんから、とにかく思いついたことを行動に移してやってみるしかないと、常に思っています」。


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