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エルボーパッチ ニット

ベーシックのなかにさりげない主張を。「メゾン マルジェラ」は男のワードローブの最適解だ
毎シーズンさまざまな色や素材でアップデートされるメゾンのアイコン的存在。今季はバイカラーをあしらったクルーネックとカーディガンが登場。6万2000円/メゾン マルジェラ(メゾン マルジェラ トウキョウ 03-5725-2414)
推薦人①
スタイリスト 菊池陽之介さん(41歳)
オーシャンズでのスタイリングをはじめ、カタログ、広告、テレビ、CMなど多種多様なメディアで活躍する腕利き。私服は黒好き。私生活は釣り好き。
僕にとっての、究極のロンT的な存在。毎年一枚ずつ買い足していますが、シーズンごとに少しサイズ感などが変わってきていて。その変化を知ることが、ちょっとした喜びにもなっていますね。
寒い季節のベースウェアは、これに勝るものなし。普通の服だからこそしっかり選びたい、改めてそんな気持ちにさせてくれるニットです。
 
推薦人②
ビームス 執行役員 経営企画室 グローバルアライアンス部 部長 兼 コミュニケーションディレクター、ビーアット 代表取締役社長
土井地 博さん(43歳)
ショップスタッフを経て、20年以上ビームス グループの宣伝PR業務を行う。現在はビーアットの代表取締役社長も務める。
何年も買い続けているニットです。もう最初がいつとは覚えていないくらいですね。20年は経っていますので。ジャケットのインナーで着ても、一枚で着ても、どんなアイテムにも合う、まさに定番中の定番。
ニットのディテールはもちろんですが、ブランドの世界観や現在にいたるまでのストーリーも含めて好きです。
7万2000円/メゾン マルジェラ(メゾン マルジェラ トウキョウ 03-5725-2414) 
推薦人③
オーシャンズ 編集長 江部寿貴(43歳)
少年時代、リーバイスとラルフで目覚めた服の嗜好はいまだ雑食。アヴァンギャルド系は苦手。似合う顔と体型に恵まれなかった。
シーズンごとに新しいコレクションを発表するデザイナーズブランドもそれなりに買うが、断トツに賞味期限が長いのがメゾン マルジェラの服だ。
ワードローブでいちばん古いものは、18年前に買った“10”の黒いボートネックニット。当時から付き合いのあるスタイリストに「まだそれ着てるの?」と呆れられるが、いまだコンディションは抜群。デザインも古く見えない。「モード」と「タイムレス」が共存する稀有な存在だ。
余談だが、昨年発売されたエムエム6 メゾン マルジェラとザ・ノース・フェイスとの協業作を買い逃したことを後悔している。
 
清水写真事務所=写真 星 光彦、来田拓也=スタイリング 増山直樹、早渕智之、長谷川茂雄、森上 洋、いくら直幸、髙村将司、大西陽子、中田 潤、今野 塁、菊地 亮=文


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