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2021.03.07

ファッション

「メゾン マルジェラ」の服はなぜ特別なのか。ハマっている6人の証言

シンプルだけど個性があって、匿名的だけど記号性もある。そして、モードだけどどこかスタンダード。メゾン マルジェラは、すべての服好きにとって特別な存在だ。
実際にハマっている6人に聞いた、愛用品と、感動した理由。
 

ジップアップカーディガン

トラック運転手が愛用するドライバーズニットに着想を得たリブニットのジップアップカーディガン。機能的なダブルジップ、ポケットやディテールのないクリーンでタイムレスなデザインはそのままに、今季はバイカラーをあしらったアルパカ素材で展開。一枚羽織るだけで大人なムードを演出できる。14万8000円/メゾン マルジェラ(メゾン マルジェラ トウキョウ 03-5725-2414) 
推薦人
キジマタカユキ デザイナー 木島隆幸さん(56歳)
1990年代初頭に帽子のオートクチュール技術を習得。2013年にトータルコーディネイトで生きる帽子をテーマにキジマタカユキをスタート。
10年前の出会いは僕にとって衝撃的でした。手にしたときの印象はズバリ、重い、ガッシリ、武骨、なのにセクシー。
男の色香は年齢を重ねるほどに魅力的と映りますが、出しすぎると途端に嫌みとなってしまう。ただそれを、何げないテクニックを駆使してうまく日常着に落とし込んでいます。長らく愛される理由も納得しますね。今季は、パリの男性労働者のイメージでデニムとワークブーツと一緒に着こなしたいです。
 

「レプリカ」スニーカー

1999年に「レプリカ」ラインから初めて発表された、メゾンのアイコンスニーカー。’70年代のオーストリア製のスニーカーを再解釈した、普遍的で上品さが漂うシルエット。5万5000円/メゾン マルジェラ(メゾン マルジェラ トウキョウ 03-5725-2414) 
推薦人
マッシュビューティーラボ 取締役 副社長 小木 充さん(46歳)
コスメキッチンのディレクターを務めるオーガニックビューティーのエキスパート。シンプルで上質、ベーシックな服装が好み。
マルジェラの服や靴はベーシックなのに品があって、おっさんでも清潔に楽しめるのがお気に入り。僕が買ったのは、16AWシーズンの白×黒モデル。
感動ポイントは、合わせやすいだけでなく、雨に濡れると汚れが落ちるところ。(完全に個人の感想です、笑)。セットアップのオンスタイルや休日のどカジュアルでも、メンテナンスフリーで履いています。
 

ハイブリッドスニーカー

「レプリカ」スニーカーに、異なるスニーカーのシルエットを融合させたエボリューション型。今季はヴァルカナイズ製法を採用したこちらのモデルが登場。6万9000円/メゾン マルジェラ(メゾン マルジェラ トウキョウ 03-5725-2414) 
推薦人
ビームス メンズカジュアル  統括ディレクター 中田慎介さん(43歳)
ビームスのメンズカジュアル全体を束ねる業界きっての仕掛け人。アメリカンライフスタイル全般が得意なフィールド。生活拠点は鎌倉。
定番モノでは満足できない、天邪鬼な僕が思わずキュンキュンした大人なスニーカー。ベーシックかつシンプルな見た目に潜む、素材の使い分けや細部のデザインのこだわりはメゾン マルジェラならでは。
わかる人に伝わる自己満なアイテムでありながら、合わせるアイテムは、デニム、チノ、軍パン、ウールパンツなど何でもござれ!着る服を選ばない、とても重宝するスニーカーです。


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