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「アイスブレイカー」

夏は気温35℃、冬は-20℃。ニュージーランドの南アルプスで育てられるメリノ種羊の原毛は、驚くほど優秀な湿度調整機能を持つ。左から1万6500円、1万4000円/ともにアイスブレイカー(ゴールドウイン 0120-307-560)
推薦人
ムロフィス ディレクター 中室太輔さん(39歳)
PRオフィス、ムロフィスのディレクターを務める傍ら、ブランディングディレクターとして企業ブランドに関する案件なども手掛ける。
優しい肌触りと、ウールならではの吸湿速乾性に感動。これを着たら最後、コットンのカットソーは着られなくなる人も多いのではないかと。スポーツシーンでも着られるほど機能性に優れ、普段から着ていても着心地がいいです。
季節を問わずメリノウールのインナーを着ていることが多いですが、そのすべてがアイスブレーカーのもの。しかも、ナイロン芯にメリノウールを巻き付けた糸を使っているため耐久性もあり、洗濯機でほかのものと一緒に洗える手軽さもありがたいです。
 

「アンスクリア」

レトロなガゼット付きのスウェットと、ドライタッチなボーダーTはどちらもゆったり着られるビッグシルエット。懐かしさがありながらも、見た目は新鮮だ。左から2万8000円、1万8000円/ともにアンスクリア(アマン 03-6805-0527)
推薦人
オーシャンズ 編集長 江部寿貴(43歳)
少年時代、リーバイスとラルフで目覚めた服の嗜好はいまだ雑食。アヴァンギャルド系は苦手。似合う顔と体型に恵まれなかった。
この10年は街の自宅と海沿いのシェアハウスを、そしてここ2年は四十の手習いで始めた冬山遊びが加わった三角ルートを大移動する落ち着かない週末を過ごしている。
ドレスコードはスウェット類の「ワンマイルウェア」の一択。そこにリモートなんちゃら推奨が加わり「職」「遊」の境界線は崩れ、その週間着用率は高まるばかり。
そこで、これが欲しくなった。気になっていた日本ブランドからデビューした「スポーツ」ラインだ。せっかちな自分とは真逆な、吊り機でのんびり編まれた質の高い生地が◎。
ジェンダーレスに着られるグッドデザインとサイジングも特徴のようだが、「お気に入り」は独り占めしたくなる強欲男なので、それは無理かな。
 
清水写真事務所=写真 星 光彦、来田拓也=スタイリング 増山直樹、早渕智之、長谷川茂雄、森上 洋、いくら直幸、髙村将司、大西陽子、中田 潤、今野 塁、菊地 亮=文


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