夏以外はこれ一着さえあればOK!な万能ウェア
冬から春にかけてのランニングは、ほぼ毎回同じトップスを着用している。友人が手掛けるトレイルランニング界のガレージブランド、アンサー4の「パワーグリッド フルジップ フーディ」だ。
商品名にもあるように、ポーラテック社のパワーグリッドという生地を用いている。これは肌面側の起毛がワッフルメーカーのようなグリッド状になっており、じっとしていれば空気がたまり、走ると風が抜けるという特徴を備えている。
「だから快適温度の幅が異様に広いんですよ。それを補うように、ネック部分はハイネックで、フロントは上下ともにオープンするダブルジップの仕様になっています。
このジッパーで上手に調整すれば、寒い時間帯に走り始めて、日が出てくるにつれて暖かくなってきても、不快な思いをしません。真冬でも、この下にベースレイヤーを1枚着るくらい。走ってる分にはまったく問題ないですね。夏以外はこれでカバーできます」。
ボトムスはアイスブレーカーを愛用中。シンプルなデザインが特徴だ。
「こちらは冬限定で履いていますが、太もも部分が化繊素材のパネルで、あとはメリノウール混紡素材。メリノウールには天然の防臭効果があって、汗冷えしにくいとも言われていますよね。
生地の厚みやシルエットも秀逸なので、ランニング後でもちょっとした打ち合わせであれば、そのまま履いて行けるので重宝しています」。
ちなみに、ランニング前後にそのままのウェアで出歩くときは、トップスには
前編で着用していたカーキ色のポンチョを羽織る。
こちらも友人のヒップホップアーティスト、Shing02が手掛けるブランド「セブン」のアローポンチョで、着用しないときは単なる平面的な布。ゆえに数千円というリーズナブルな価格設定だから、気兼ねなく羽織れる。
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