■ランドローバー ディスカバリー4
トップで紹介したディスカバリー3が伝統から脱却したモデルだとすると、このディスカバリー4は新しいメカニズムでより先進的になるとともに、より上級モデルとなるレンジローバーの雰囲気に近づいたプレミアムな“ディスコ”といえるだろう。
このディスカバリー4を、オーナーの岩佐さんは毎日の暮らしでも使いやすいように仕上げたという。
ルーフには大人がふたり快適に眠れるフロントランナーのルーフテントが備えられた。畳めばとてもコンパクトになるので、普段の見た目はもちろん、街中を走ったり、キャンプ地までの移動時などでも風を受けにくい。
グリル部につけられたフォグライトや、ルーフキャリアに備えられたダウンライトなど、“プレミアム”というだけに収めないアウトドアカスタムもいい感じだ。
溢れ出る高級感は街中で乗っていても違和感がなく、けれどキャンプを存分に楽しめる。必要最小限で最大の効果を得ているカスタムの好例だ。
平 健一=取材・写真 高橋 満=文