上級編のメニューは次の2つだ。
①ワンツー10回+地面をタッチ
②カット+キック連続
基本の構えは
初級編を参照してほしい。この構えは上級編でも基本のスタンスだ。
①ワンツー10回+地面をタッチまずは基本の構えで立ち、左右交互にパンチを10回繰り返したら、しゃがんで床に手を着き、すぐに立ち上がる。これを徐々にスピードアップしながら1分間続けよう。
パンチを打つときは腕だけで動かすのではなく、腰をまわしながら腕をまわすのがポイント。腹筋に少し力を入れると上半身がブレにくくなる。
②カット+キック連続カットは、膝を上げることで相手のキックを脛で受け止める動作。このカットとキックを交互に繰り返すエクササイズを行う。
まずは基本の構えから、軸足だけで立ってケンケンをする。跳んだときに逆足の膝と肘をタッチしたら、次のジャンプで逆足を後ろに引く。さらに、次のジャンプで膝を前に出し、膝下のスナップを利かせて前蹴りをする。最後に、足を元の位置に戻す。
これをケンケンに合わせてリズミカルに繰り返す。片足30秒ずつ2セット行おう。
♢
3回にわたり紹介してきたボクシングエクササイズはこれで終了。
終わった頃には足も腕もパンパン、息も上がっているのではないだろうか。体を痛めないように、動画のように動きの合間にストレッチや、体の力を抜く動きも取り入れよう。
筋力トレーニングと有酸素運動を同時にできるボクシングのエクササイズは、時間がない人やメタボ気味の人には特にオススメの運動法。慣れてきたら、セット数を増やすなどして、負荷を上げてみよう。
【トレーナー】小林愛三さん
1996年生まれのプロキックボクサー。ネクストレベル渋谷ジム所属。2015年にプロデビュー、2016年には初代ムエタイオープン女子フライ級のタイトルを獲得。現在は、選手として活躍する傍ら、ボクシングを取り入れたエクササイズの指導も行う。
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