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60年代はサーフファッションの象徴として海にも進出

ペンドルトン
爽やかにブルーのウールシャツを着こなすメンバーだが、じつはサーファーは1名だけだったらしい。
1960年代に入ると、アメリカの若者を中心にペンドルトンのシャツが一大ブームを巻き起こす。
その発端となったのは、皆さんご存知のTHE BEACH BOYS(以下、ビーチボーイズ)。1963年にリリースした「SURFER GIRL」のジャケットでは、当時のサーフファッションを象徴するスタイルとして、ペンドルトンのチェック柄のウールシャツをメンバー全員が身につけている。
ペンドルトン
件のシャツは「ボードシャツ」の名で現在も展開が続くロングセラー商品。
同年の国民的ヒット曲「WHITE LEVI’S」で、リッキー・ペイジは「ボーイフレンドは、いつも白いリーバイスとテニスシューズとサーフハットと大きなチェック柄のペンドルトンシャツ」と歌っており、いかにペンドルトンが流行っていたのかがよくわかる。
ちなみに、結成当初のビーチボーイズは異なるバンド名で活動していたことをご存知だろうか。
その名も「The PENDLETONS」。
のちにビーチボーイズとバンド名を変え、彼らはポップシーンを代表する存在へと成長していったのである。


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