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2021.04.03

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すべて再生可能な資源から。ハワイの自然と調和する家を作る建築家の挑戦

当記事は「FLUX」の提供記事です。元記事はこちら

環境デザインを学び、サステイナビリティのファシリテーターとしても活躍する建築家アーロン・アッカーマン。ハワイ、オアフ島の緑豊かなパロロ渓谷の中に持続可能なマイホームを建てる、という革新的なプロジェクトを掲げ、サステイナブルならではの課題に挑んでいた。ハワイの自然と調和する家作りとは。
パロロ渓谷の奥深く、緑のジャングルの頭上には雲がたなびく。茂みに覆われた曲がりくねった道を進むと、群生する植物に隠れるように建つ家がある。この家に向かうには、丘の麓で敷地に足を踏み入れ、シダや熱帯植物のヘリコニアに囲まれ、小石が敷き詰められた長い小道に沿って急な斜面を登らなければならない。
小道が導く先で視界に飛び込んでくるのは、再利用されたアカスギ材でできた家。スパニッシュモスが窓に垂れ、自然の日除けになっている。どこまでが家で、どこからジャングルが始まるのか、見極めるのが難しい。まさにこれがこの家の肝なのだ。
建築家アーロン・アッカーマンがこの敷地を購入したのは2011年。妻のジェシカが第一子を宿している時だった。ふたりは、周囲の環境と調和する家を建てようと心に決めた。
すでに木々の間に建っていた簡素な家を修理して、ひとまずそこに移り住むと、数年をかけてこの土地を研究した。生育している植物、地形、それから雨が降ったときに水がどこに流れていくかまでよく調べた。その後、4年の歳月を経て終の棲家を建て始めた。集めたデータを用いて、どこにどのようにして家を建てるかを決めたのだ。


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