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約50年越しの念願を成就


スマート
日本では2019年にガソリン車最後の特別仕様車が登場。その際「次期スマートは電気自動車専門のブランドとなる予定です」とアナウンスされていた。
実はこれに先んじて本国ドイツでは2018年から、電気自動車のスマート(EQスマート)の販売がすでに始まっていたのだ。

満充電での走行可能距離は159km(NEDCモード)。ドイツの家庭用230Vのコンセントを使って約6時間で充電できるとしている。
100Vが一般的(200Vにすることも可能)な日本の家庭ならどれくらいで充電できるのかは不明だが、バッテリー容量が17.6kwhと、ホンダeの35.5kwh(100Vで9.6時間)よりもグッと少ないから、それよりも充電時間は短くて済みそうだ。

もともとスマートは、1970年代に次世代のシティコミューターとして開発が始まった車だ。当時は排気ガスによる公害が問題になっていたこともあり、当初から電気自動車にするアイデアがあったという。
つまり今回の電動化はブランドとしての“念願成就”でもあるのだ。
ボディタイプはガソリン車時代同様、ふたり乗りのフォーツー、フォーツーカブリオと、四人乗りのフォーフォーがある。
実は2019年の東京モーターショーでお披露目されていたくらいだし、当初は2020年秋にはと言われていたほどだから、近々日本へやってくるのは間違いなさそうだ。


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