「Mobilityレボリューション」とは……昨年はアウディのe-Tronやプジョーのe-208など、数々の電気自動車が海外から日本に導入されたが、海外ではまだ日本未発売の気になるコンパクトEVがずらりと揃っている。
街乗りコンシャスなコンパクトサイズのため大容量バッテリーは搭載できないが、そもそもほとんどの人が1日100kmも走らないから、実はバッテリー容量も日用ジャストサイズ。そのうえ可愛い!
日本に導入されたら熱烈歓迎したい3台を見ていこう。
チンクエの中身だけ大幅アップデート!
フィアット 500日本でも多くの人に愛されているフィアットの500(チンクエチェント)。
日本の街を走っているモデルの発売開始は2008年だから、もうデビューから10年以上も経つが、実は本国イタリアでは昨年の春に新型にモデルチェンジし、しかも電気自動車として生まれ変わっているのだ。
そんな「電気チンクエチェント」の満充電による航続可能距離は320km(WLTCモード)。家のコンセントを使って約6時間でバッテリーを満タンにすることができる。
150km/hでリミッターが働くなど、街乗りを重視したシステムで、ボディバリエーションは従来同様クローズドとカブリオレの2タイプが用意されている。
“電気”だけが、この車の魅力ではない。自動運転レベル2の機能が備わっているのだ。
つまり衝突被害軽減ブレーキはもちろん、ステアリングやアクセルペダルも車が操作してくれるってこと。
といっても、これくらいなら今時の車では当たり前なのだが、衝突被害軽減ブレーキが備わっていない日本販売中のモデルと比べたら飛躍的な進化と言えるだろう。
ほかにもカーナビも通信によって自動更新され、スマートフォンのアプリをディスプレイで操作したり、家の中からカーナビの目的地を設定できるなど、最新技術も充実している。
これだけ中身が最先端化しているにも関わらず、見た目はちゃんとチンクエチェント。
500ファンはもちろん、都会で暮らす街乗り派も、日本への早期導入を切に願う一台だ。
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